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玉葱ZINE便 – 日常を彩る、とっておきの出会い。
¥2,000
毎月、玉葱堂が厳選した、個性豊かな日本のZINEを一冊 or 二冊、あなたの元へお届けします。 まだ誰も知らない才能、新しい表現、そして言葉たち。 何が届くかは、袋を開けるまでのお楽しみ。 街の片隅や誰かの部屋から生まれた、小さくも熱い物語が、あなたの日々を少しだけ豊かにします。 <こんな方におすすめ> ・ZINE を読んでみたいけど、どこから読み始めればわからない方 ・自分が普段選ばないような ZINE に巡り会いたい方 <定期便について> ※ご注文いただいた日から一か月ごとに商品を発送いたします。発送日が土日・祝日にあたる場合には、その翌営業日の発送となります。
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【日記本】生活をするんだよ
¥1,000
『生活をするんだよ』しらい弁当 B6判 176ページ 2024年10月~2025年3月の日記です。 玉葱堂で長く扱わせていただいているしらい弁当さんの日記本ですが、ついに2025年に突入してきました。 今回もちょこんと玉葱堂も登場しています。 四文屋と ZINE イベントと、ちょっと仕事とちょっと家族。私の数年分を1年で経験されているのではないかと思うほどの日々の物量があり、日記をつけると言うことは、それは逆に人生を豊かにする行為なのではないかと感じています。 年末の読書にいかがでしょうか? 既刊もおすすめでございます。 しらい弁当さんで検索した一覧結果 - https://cozy.books-tamanegido.shop/search?q=%E3%81%97%E3%82%89%E3%81%84%E5%BC%81%E5%BD%93
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【図録】棍棒入門 - 全日本棍棒協会
¥1,300
『棍棒入門』全日本棍棒協会 岐阜の方を旅していた時に、カクカクブックスさんという本屋さんにおじゃましました。 その時に、ふとこちらの本が目に止まり、どういった本なのかを店主の方から伺いました。 何やら、棍棒を作るイベントが近くで行われていて、その時の写真や、棍棒とは何かが書かれている本であると。 こういうのに私は非常に弱いのです。とても面白い。 できれば次回の棍棒を作るイベントに参加してみたいものです。 ---版元より--- 大棍棒展に展示した棍棒200本超の写真を掲載。代表的な棍棒にはコメント付き。他にも棍棒の作り方から棍棒飛ばしのルール説明までを収録。全日本棍棒協会が贈る人類史上初の棍棒入門書。 [目次] ・棍棒とは何か ・「大棍棒展」の棍棒たち ・棍棒を作る ・棍棒のある暮らし ・棍棒飛ばし概要 ・全日本棍棒協会の歩み B5判 フルカラー44頁 (表示価格は送料込) 発行 全日本棍棒協会 @greatkonbou https://lit.link/greatkonbou 幹部 東樫/千茅(会長) 西田有輝(デザイナー) 間宮尊(経営者) 豊川聡士(ヒットマン)
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【旅行記】আস্তে আস্তে(アステ アステ) インド・シャンティニケタンの旅が教えてくれたこと
¥880
『আস্তে আস্তে(アステ アステ) インド・シャンティニケタンの旅が教えてくれたこと』のはらの風 リソグラフ印刷をされていることもあり、色味もとても素敵な装丁の ZINE です。 私も旅がとても好きですが、まだインドには行ったことがなく、インドの洗礼はたくさんありそうですが、それもまた味であるという意味で、アステ アステ(ゆっくり ゆっくり)の精神で、旅を楽しまれている本書は、ふと人生で立ち止まりたくなる雰囲気を持っています。 是非、インドカレーでも食べながら、本書を少しずつめくっていくのはいかがでしょうか? ---版元より--- 「আস্তে আস্তে(アステ アステ) インド・シャンティニケタンの旅が教えてくれたこと」 著者:原野美由 出版:のはらの風 リソグラフ印刷、手製本 B6版全56ページ 税込880円 目次: はじめに Day0:インド・シャンティニケタンの旅<準備編> Day1:コルカタ空港〜ハウラー駅〜シャンティニケタン ・エクスプレスの旅 Day2:朝散歩と大家族のおもてなし Day3:テラコッタ寺院とカラバパン見学 Day4:地元の赤土で陶芸ワークショップ Day5:サンタル族のディディにアクセサリー作りを学ぶ Day6:ついに出会えた黄金のベンガル、イーハトーヴをそこに見た農村体験 さいごに コロナ禍で公開された佐々木美佳監督のドキュメンタリー映画『タゴール・ソングス』でタゴールのことや、浩子さんの留学体験のことも知り、さらに川内有緒さんのノンフィクション本「バウルを探して」で吟遊詩人バウルのことに興味を覚えていたわたしにとって、このインド旅はそれらに触れ、浩子さんの留学の思い出を追体感するとても貴重な旅でした。 それだけではなく、インドでは牛やヤギ、鶏、犬、猫とさまざまな動物たちが道路で悠々と歩き、道端で飼われており(もちろん野良もたくさんいる)、人間と動物は本来これだけ親しい距離にあるのだということも思い知らされました。 わたしたちがコルカタ(ハウラー駅)からシャンティニケタンエクスプレスに乗って訪れたシャンティニケタンは、チェーン店が皆無の、ローカルタウンです。町には生地屋さんがたくさんあり、そこで買った生地を好きな服に仕立ててくれるテイラーの路面店もたくさんあります。食事を作り、チャを飲みながら語らう朝食は2時間はかかるのですが、そんなアステアステな生活は、実はとても豊かなものでした。 また、現地の先住民であるサンタル族のディディ(お姉さんという意味の言葉)たちから直接ワークショップで学んだ手工芸は、天然の素材を使った、まさに民藝と呼べる美しさと機能性を兼ね備えています。 現地でお世話になり、最終日に自身が所有する農村に誘ってくれた建築家のビッドッゥッダーとの哲学対話は、今もわたしの中でしっかりと刻まれています。そんなさまざまな驚きの体験を写真とともに、ぜひ体感してください! [via] 旅エッセイZINE「আস্তে আস্তে(アステ アステ) インド・シャンティニケタンの旅が教えてくれたこと」、刊行します!|のはらの風 - https://note.com/cinemagical/n/n38b4c94bc8da
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【再再入荷】【エッセイ】とらうまとむきあう
¥1,000
『とらうまとむきあう』青木聖奈 一気読みさせられたエッセイでした。 誰もが持っているであろう、ある種の辛い仕事での体験について向き合われて書かれた文章たちは、振り返るにしては辛い部分が多いですが、でも一つのストーリーとして読ませる何かがありました。 文章自体もかなり読みやすく、起承転結があり、ドキドキハラハラし、Mさんはどうなるんだろう。Aさんのその後は?など、登場人物にもフォーカスしてしまいました。 人生の中である種"喰らってしまった"時の奮闘・体験記です。 このようなストーリーが人間の数分あるんだろうな、と思いながら拝読しました。 著者。 ROARS(@ROARS_1984)さん / X - https://x.com/ROARS_1984 ROARS (@roars_1984) - https://www.instagram.com/roars_1984/ 本書より引用。 --- とんかつ ある日の昼、Aにランチに誘われた。Mと三人でとんかつでも食べに行こうというので、最非と嘘をついてオフィスを出た。Mは何故だかあまり元気がなさそうだった。 その時になると、Aの動向を読まないと自由にランチに出られない状況になっていた。今日はAがランチに誘ってくるのかどうか、それともAは勝手にランチに行ってしまうのか。Aの動向を確認してからランチに出るので、自分の予定は立てられない。 どこで道を違えたのだろう どこでこんなに道を違えたのだろう、と俯いた。 ジャケットが三十万、デニムが十万、中に着ているTシャツが五万、ブーツが十五万。社員割引を利用して買っているとはいえ、二十七歳の女性が着こなすには高すぎる装備で、実際の私はその洋服に見合わない生活を送り続けていた。 外側の鎧だけが立派に見えて、突けば魔い生き物だった。 どんなに美しくて高級な服も、私のことを守れないと思った。 --- ---版元より--- とらうまとむきあう 著者 青木聖奈 印刷・製本 ちょ古っ都製本工房 発行日 2024年12月24日 B6 124ページ 前職にてパワハラを受けていた時の体験記。 トラウマと向き合った今、思うこと。 2025年の新刊。
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【再入荷】【日記本】スマホにのこしたメモ見せる
¥1,200
『スマホにのこしたメモ見せる』青木聖奈 【エッセイ】とらうまとむきあう | 玉葱堂書店 - https://cozy.books-tamanegido.shop/items/102247818 こちらのエッセイを書かれた青木聖奈さんの、ちょっと変わった日記本です。 手書きだったり、ちょっとしたメモだったり、はたまた長文の何かだったり。 他にあまり見ない発想の日記本になります。 特に、2015年から2025年までという長い間メモを書いていたことが面白いのと、その回想文の部分も当時を思い出しながら書かれている感じも面白いです。 iPhone でメモをもっと有効活用してみようかと思いました。 ---版元より--- スマホにのこしたメモ見せる 著者 青木聖奈 印刷・製本 ちょ古っ都製本工房 発行日 2025年3月27日 B6 206ページ 2015年から2025年まで携帯電話のメモ機能にのこしていたメモを公開します。 写真よりも本心。
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【再入荷】【日記本】選んで無職日記
¥1,400
『選んで無職日記』青木聖奈 青木聖奈さんが自分で選んで仕事を休んだ期間の日々を綴った日記です。 「無職」というと不安になりがちですが、この本は全然そうじゃないんです。美味しいご飯を作ったり、今後のことをゆるく考えたりと、肩肘張らずに自分を大切にしている様子が伝わってきます。 悩みや迷いも正直に書かれているから、逆に「これでいいんだな」とホッとさせられます。頑張りすぎちゃう人に、ぜひ読んでもらいたい、優しくてユーモアのある一冊です。 私も、25年IT業界にいますが、今の目標として5年後に全ての仕事を辞めて、バックパッカーになるのが夢です。 その時に、『選んで無職日記』のような日記を書こうと思います。 ---版元より--- 選んで無職日記 著者 青木聖奈 印刷・製本 ちょ古っ都製本工房 発行日 2025年7月15日 B6 206ページ 誰でも知っている有名企業に勤めることが人生の安泰だと思っていた私がある日突然全てが何だか嫌になって、一旦会社を辞めて何でもない人間になってみようと思ったことから始まった日記。 退職前から退職後、失業保険をもらい、それが切れ、新しく仕事を再開するまでの2024年8月から2025年3月末までの日記です。思ったよりも長かったので、上下巻に分けました。下巻の発売日は未定。 ※同期間にnoteに掲載していた日記をまとめたものに、振り返りの文章をつけています。
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【再再再入荷】【エッセイ】すこしあかるいしずかなこと
¥1,600
『すこしあかるいしずかなこと』ごはんとアパート 本書はエッセイだが、まるで小説の中にいるような語り口で、文章は進んでいく。つまり短編小説のような感覚を受ける。とても心地よいです。 表紙のたまごサンドを見ていると、どうしてもたまごサンドが食べてくなってくる。それが深夜であってもです。 以下、私が好きな章です。 ・ブルーハワイ ・小豆島のクッキー いまだにブルーハワイという文字を見ると、なんだか心がワクワクしてしまいます。あの青い液体がとにかく夏に好きでした。何度親にブルーハワイのかき氷を頼んだことやら。思い出って面白いです。 本書の初めの方に書いてあるこの文章がとても好きです。 是非、本編を全部読んでいただきたいです。懐かしい夏の匂いや、少し切ないあの時の感覚が蘇ってきますよ。 本書より引用。 --- この本は、いちおうエッセイ集ということにしてありますが、過ぎ去ったすべての時間は、今はもうただの記憶になってしまいました。実体がないのだから、もはや、あるんだかないんだか分かりません。けれど、書くことにしました。不確かなものというのは、おもしろくて、大切だと思います。基本的には、さまざまな食べものとひもづけた文章です。食べなければ死んでしまうので、食べものが好きなんです。 たくさん書きました。下らないことも書きましたし、まじめなことも書きました。 しずかなことを大事にしたいと思っています。できたら、少しだけ明るいのがいいです。明るすぎない方が、いいのです。 たいせつなあなたの暮らしの中で、手にとって下さったことに心から感謝します。 --- ---版元より--- ≪現実はたいてい、とても明るくて、とても賑やかですから、そこでうまくやるってのは、それなりにくたびれることです。≫≪しずかなことを大事にしたいと思っています。できたら、少しだけ明るいのがいいです。明るすぎない方が、いいのです。≫ 幼い頃の記憶や、旅先での出来事。「書くこと」について。働けなくなった日のことまで。ささやかな食べものと紐づけた、エッセイ本です。つよい光のもとでは、見えないものがたくさんあります。この世界のことを表わそうとしたところで、ことばにできることは、ほんのひと握り。それでも、本をつくりました。すべての人が、それぞれのほどよい光のもとにいられることを願います。 表紙絵は、暮らしの風景や食べ物の絵を描いていらっしゃる、平林香乃さんにお願いしました。 HP : https://www.hirabayashikano.com/ また、こちらでこの本の「はじめに」の文を公開しています。よろしければご覧下さい。 https://note.com/ghn_apart/n/n45a6135d65a4 /目次 モーニングを食べにゆく 博物館のカレー 野菜ぎらい ブルーハワイ キャラメル・マンション くたびれて、中華 さちこさんのナフキン バニラのにおい ぶどうのグミ おとなのころ 小花柄のレシピブック けんちん汁 食パンはんぶん かみさまの食べもの 葬儀場のクリームソーダ 小豆島のクッキー 年を越す 食べることを見ている めんどうな生活 青いろのタッパー 新宿の朝マック もう会えない アメリカ・ピザ ジョゼさんとだし巻き メロンパンが好きよ 海のスープ 静謐な食卓 そうめんが在る ぼくらのおにぎり 大学生たち うつくしい夢 あんみつさみしく ジンジャーエール買って ひかるクラゲ //全34篇・156ページ・B6サイズ
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【再入荷】【サイン本】【日記本】続・笹塚diary ひとりで歩く篇
¥900
『続・笹塚diary ひとりで歩く篇』佐藤舞 佐藤舞さんによる本書は、東京・笹塚の街を舞台に、日常の中で見過ごしがちな「ひとりの時間」を見つめ直すエッセイ集です。 前作『笹塚diary』では触れられなかった、パートナーとの関係や自身の葛藤など、より深いテーマにも踏み込み、著者の率直な心情が綴られています。 日々の生活の中で、自分自身と向き合いながら歩む姿が描かれ、共感をしながら読むのがとても心地よいです。 目次にタイトルがついているのはとても見やすくていいですね。 どこから読み始めても面白い日記本です。 ---版元より--- 『続・笹塚diary ひとりで歩く篇』|マイ(カルガモBOOKS) - https://note.com/karugamobooks_/n/n1d1a77c98e3d 前作『笹塚diary』は、私が初めて作った日記の本です。 もともと自分にとっての「最初で最後の一冊」にするつもりでした。 でも、つくり終えた後にちょっとした悔いが残ったり、うれしい感想をたくさんもらったり、思いもしない人に読んでもらえたり、びっくりするような出来事や出会いがたくさんあったりして、その後の日々も形に残したいと思うようになりました。 この本には、『笹塚diary』制作中から販売したあとの三か月間の日記を収録しています。 即売会などで本を買ってくれた人から日記を書いているという話を聞くと、「本にしましょうよ! 楽しいですよ」とよく言っているのですが、その時に言い尽くせなかった思いが、この期間の日記には詰まっていると思います。私がどのように本を作り、どんなことを考え、どんなことをして多くの人に読んでもらおうと思ったか。この個人的な記録が、同じように本作りを考えている誰かの背中を押すことができたらうれしいです。 また、前作で私は「心をさらけ出し、人から信頼されるものを書いていきたい」と書きましたが、実際に本をつくってみて、そのための心構えや覚悟が足りていなかったことにも気づきました。今もまだめざす場所には届いていませんが、そのことを気づかせてくれたひとに、そしてこの本にはどんなことを書いてもいいと言ってくれたパートナーに感謝しています。 副題をつけたのは、目黒考二氏『笹塚日記』のオマージュです。 本をつくってから、パートナーがいる笹塚の街を離れ、ひとりで歩く機会が増えました。そして、ひとりで歩けてこそ、誰かとともに歩けるということにも気づきました。 また、よく「続編に名作なし」と言われますが、自分にとってやっぱりこの日々は、『笹塚diary』の「続き」なのです。だから、どうしてもタイトルを『笹塚diary 2』にすることはできませんでした。私はまだ、あの日記祭の続きの日々を生きているような気がします。 一冊で終わらせるはずだった本を、続けて出すことにしたということ。それは、一度は「これから」をあきらめた自分にとって、明るい光のようなできごとです。 『笹塚diary』の続編は、これからも続いていきます。 (『続・笹塚diary』あとがき)
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【再入荷】【サイン本】【日記本】笹塚diary
¥700
『笹塚diary』佐藤舞 4月6(日) 第6回「日記祭」 開催|BONUS TRACK NEWS - https://note.com/bonustrack_skz/n/n8cdb01a17b48 第6回「日記祭」 にて購入させていただいた日記本です。 目次にタイトルがついているので、初めから順繰り読むこともできますが、どこかにダイレクトにジャンプすることもできる珍しい日記本です。 笹塚、あまり行ったことがないのですが、この本を片手にタイ料理屋さんなど、探してみたいと思います。 著者 マイ(カルガモBOOKS)(@karugamobooks) - https://www.instagram.com/karugamobooks/ ---版元より--- 2024年12月1日発行 装丁:飯村大樹 写真:宇佐美亮 発行:カルガモBOOKS 大好きな街で考えた、心地良い場所や人との関係性について。 結婚・妊娠・出産を機に「書けなくなった」私が、 13年の結婚生活を終えて「書きたい」私に 変わっていく日々の記録です。 新しい家族の形を探りながら 人生のトライ&エラーを繰り返す四十代女性の生活日記を 読んでいただけたらうれしいです。 --- 大好きな笹塚の街が舞台になった本は、ひととおり読みました。 特に目黒考二の『笹塚日記』は、彼が朝起きて本を読み、ご飯を食べて仕事して週末に競馬へ行く日々が綴られているだけなのに、なぜか妙におもしろく、夢中になって読んだ一冊です。 目黒氏は笹塚にある会社に寝泊まりして仕事をしていたので、長い時間をこの街で過ごしていたことになりますが、日記内に登場する笹塚のスポットといったら駅前の紀伊國屋書店にファーストキッチン、エクセルシオール、ドトール(紀伊國屋で買った本を読みながら朝食をとる)、そして府中競馬場ぐらい(もはや笹塚じゃない)。彼は屈指の読書量を誇った書評家、北上次郎ですから、笹塚の街をゆっくり楽しむ時間もなかったのかもしれません。 それならば、本を読むことだけじゃなく食べることも、笹塚の街を散歩することも大好きな私が、この街のことがめいっぱい出てくる日記を書いてみよう! とおこがましくも意気込み、はじめたブログが「笹塚diary」です。 最初の頃は笹塚のお店や大好きなカモのことなどを中心に書いていましたが、夏を過ぎたあたりから家族や自らの内面のことなども書くようになりました。大好きな街で、再び自分と向き合えるようになってきた気がします。 子どもの頃からずっと、大人は無理をするものだと思っていました。歳を重ねて家族を持ち、自分よりも大事なものができたとき、やっと無理を覚えて大人になれたと思ったのです。でもそれは、なぜか居心地の悪い場所でした。自分と対峙できなくなった私は、日記が書けなくなりました。そして、それまで「無理」だと思っていたものは、自分のエゴに過ぎなかったことに気づいたのです。 四十を過ぎて立ち行かなくなった私は、これまで築き上げたものを壊し、心地が良いと感じられる街で新たな生活を始めました。 これは、自分のあり方と人との関係性を再び構築していこうとする女の生活日記です。そしてこの本は、もう自分の人生を諦めたりしないという決意表明であり、何より笹塚の街への熱いラブレターです。 故・目黒考二氏に敬意と感謝を込めて。私もこの街で本を読み、彼のように恐れず心をさらけ出し、人から信頼されるものを書いていきたいと思います。 (笹塚diary「はじめに」) 『笹塚diary』|マイ(カルガモBOOKS) - https://note.com/karugamobooks_/n/n3dcea530dcab
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【再再入荷】【喫茶店エッセイ】水曜日のモーニング
¥1,200
『水曜日のモーニング 』umino 第5回「日記祭」で本書を購入させていただき、とても興味深く拝読しました。 エッセイと写真と一言のバランスも良く、読みやすい一冊です。 そして、恥ずかしながら私は、モーニングを食べる経験があまりなく、そのつまり喫茶店というところに行った頻度があまりにも少ないのです。 コーヒー屋さんには行きますが、喫茶店への頻度が低く、ましてやモーニングを食べるという経験が不足していたため、想像を膨らませながら、著者の想いを体感しました。 この本を持って、水曜日のモーニングに出かけてみるのはいかがでしょうか? 12/8(日) 第5回「日記祭」 開催|BONUS TRACK NEWS - https://note.com/bonustrack_skz/n/neb0deb57b4ba 本書より引用。 --- 社会人一年目の夏に、通っていた喫茶店があった。職場で起こった理不尽な出来事を思い出しながら、暗い気持ちでバス停から少し離れたその喫茶店へ、日傘をさし、汗をかきながら向かっていた。しばらく前に閉店したのだけど、ブックマークのお気に入りから外せずにいて、ふと思い出すたびに開いてみては、閉店のお知らせを最後にしたニュース欄を眺める、という日々を過ごしていたのだけど、今年の夏がくる前に、営業再開のお知らせがあり、さらに、私が住んでいる地域の近くに移転されるという話だった。 私はここで、休日の水曜日にモーニングに来て、その日その時に感じたことや、考えたことを記録をすることにした。そうすることで、断片的な自分の存在が、少しは確かなものになっていくかもしれない。 未だに会社のトイレで泣いたりしてしまうのだけど、私はトイレから出て、何もなかったみたいにまた日常に戻ってゆく。 ---
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【往復書簡】川辺と針山、往復書簡をする 針山
¥500
『川辺と針山、往復書簡をする』針山 この本はまずは全部読みます。そして最後の後書きを読みます。そしてまた全部読みます。 ができる本です。 こういうアイデアが湧いてくる針山さんの才能含め、そしてそれを本にまでできるやり切り力には脱帽です。 決して最後から読んではいけません。 ---版元より--- わたしは春が苦手だ。いつも心身共に調子を崩す。 そんな春に、友人の川辺くんと往復書簡をしました。 なにもない日々のささやかな言葉のやりとり。 B6サイズ、54ページ
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【再入荷】【日記本】続 屋根裏日記 針山
¥1,000
『続 屋根裏日記』針山 私が針山さんの日記本を初めて手にしたのは日記祭でした。 そのころはまだ本屋業を初めておらず、なんなら日記すら少し書き始めたぐらいだったと思います。 世の中には面白い日記を書いている人がいるんだな、というのを再確認させられました。 文学フリマ、日記祭など、馴染みのある言葉とその舞台裏が垣間見えるのも面白いです。 月日さんのワークショップに私も参加してみたいとずっと思っていたので、後押ししてもらえました。 日記本を読むとクリスマスやお正月を他の人はどうやって過ごしているかもわかるのが楽しいところだと思います。 前作の 屋根裏日記 針山 - https://cozy.books-tamanegido.shop/items/86972129 と同じ2段組(上下二段に別れて印刷)されており、非常にボリュームがあり良いです。 十一月二十日 日 天気は曇り。今にも雨が降りそう。会場について設営。いつも思うが、他の人のスペースは高低差があってとても華やか。 わたしのスペースには工夫が足りない。平たい。 隣が早乙女ぐりこさんで、初めましてのご挨拶。知っている人(Twitterでやりとりがあるひと)でよかった。深い安心感。 文フリがスタートすると、人が、人が多い。展示場が二つに分かれているのだが、一日中ずーっと人が多かった!過去最高の来客数だったそう。途中でナナオさんと次女も来て売り子を手伝ってくれたので、少しスペースを抜けて買い物に行けた。 しかし人の多さで思うように回れず、チェックしていた本の半分も買えなかった負け犬である。自スペースが壁際で広い場所なのにはだいぶ救われた。息苦しくなかった。 弊サークルの課題として売り子問題がある。わたしはスペースで立ち止まってくれた人に「どうぞ見ていってください」と声を掛けるので精一杯だったのだけど、隣ではぐりこさんが軽やかなセールストークを繰り広げ、お客様と楽しくお話していた。弊サークルに足りないのはこれだ!!!と思い、次回の日記祭までにはトークスクリプトを作ろう、明るく楽しいスペースを目指そうと思いました。 十二月十一日 日 本日は、下北沢 BONUS TRACK で日記祭。天気は晴れ。朝早くに長女を連れて家を出る。引きずるカートの中の在庫が重い。持ってきすぎただろうかとドキドキする。 ・思ったより早く下北沢に着いてしまったので、長女とふたりでスタバで朝ご飯にする。朝ご飯分は働いてもらうからな、と脅しておく。 ・会場に着くと木埜さんが居て、設営を手伝ってもらう。途中、長女がコンビニで買った朝ご飯(追加)を食べたいと言うので、木埜さんと二人でこたつ席で食べていた。長女は人なつっこいので、木埜さんに福岡の話などを聞いて楽しそうにしていた。 ・設営も完了し、日記祭がスタート。春の時よりも過ごしやすい気候だった。 ・トークショーブースのすぐ前だったので、お話が撮れ聞こえてきてそれも良かった(前回は全く聞こえなかった)。 ・Twitter に「設営完了しました」と長女がダブルピースをした写真を掲載したら、それを見たあじさいさんから「うかれてるね」とLINEがきた。いやそれは長女だし・・・と言ったら動揺していた。長女、針山みがでてきた…・?お母さんにそっくりね、というやつか?あの浮かれている写真はわたくしではありませんと注釈つけるべきでした。 ---版元より--- 2022年9月〜2023年3月までの7ヶ月分の日記。 相変わらず女7人でわーわー暮らしております。 長女が小学校を卒業し、わたしは仕事で煮詰まり、家事育児に追われる中ライブにも行き日記本も作る。 「やることが…やることが多い!」日々の記録です。 おまけはイベント配布していたペーパー に掲載したエッセイです。 ・あの家に暮らす七人の女 ・わたしとインターネットとリトルプレス ・老眼鏡のこと ・家事分担について
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【再入荷】【日記本】Nのめがね 針山
¥800
『Nのめがね』針山 私が針山さんの日記本を初めて手にしたのは日記祭でした。 そのころはまだ本屋業を初めておらず、なんなら日記すら少し書き始めたぐらいだったと思います。 世の中には面白い日記を書いている人がいるんだな、というのを再確認させられました。 針山さんの文学フリマ東京38新刊です。 あとがきを読んでいたら、なんだか寂しさと、この今までを日記として出してくれていることに改めて感謝をしました。 何かの事象は永遠ではないという儚さを思い出しました。 そしてNのめがねとは一体誰のめがねなのか、是非本書を読んで確認してみてください。 あとがき この本を作っている時に、さやかさんが「長女ちゃんの誕生日のケーキはどうしようか?ケーキを焼くのは、今回が最後になるだろうし」と言うのです。年末はクリスマスはあと二回って言っていたけれど、この生活での行事は、運動会も誕生日もクリスマスもお正月も、すべてあと一回ずつになってしまった。 我々のこの同居生活には終わりがある。住んでいる家の定期借家の期限があるから、解散を視野に入れないといけないのだった。ずっと同居生活を日記本にしていたけれど、最終回がやってくる予感があった。 ... ---版元より--- 文学フリマ東京38新刊 2023年10月から、2024年1月までの日記。 相変わらずの女七人一軒家暮らし。 年末年始、いろいろありましたね! 体調を崩し、推し活をし、飲酒、仕事、大殺界。 あんまりいいことないなと思って過ごしていたけど、まとめてみたら楽しそうでした。 書き下ろしエッセイ4編収録。「大殺界だしね」「結果報告と反省」「歪んだ王国」「Nのめがね」
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【ステッカー付】【日記本】トーフビーツの(難聴)ダイアリー2023
¥1,650
『トーフビーツの(難聴)ダイアリー2023』tofubeats 【ステッカー付き】【日記本】トーフビーツの(難聴)ダイアリー2022 | 玉葱堂書店 - https://cozy.books-tamanegido.shop/items/97812611 tofubeats さんの日記本の続編が発売されました。 私は日本語ラップが大好きなので、ラッパーの方の "普段" を垣間見えるのはとても楽しいです。 また、私生活な部分も日記として書かれていて、そういう部分もアーティストの "普段" も見えるのは、とてもレアだと感じております。 是非、ご検討ください。 ---版元より--- 発行・発売 ハイハット合同会社 2025年10月1日初版発行 定価 1,500 円(税抜) 編集 和久田善彦 デザイン 小山直基 印刷・製本 塩屋的印刷 DJ/音楽プロデューサーであるtofubeatsが突発性難聴をきっかけに描き始めた日記を書籍化した2022年の「トーフビーツの難聴日記」。難聴からコロナ禍に突入する音楽業界・本人の結婚までを赤裸々に描いた日記はその後シリーズ化。tofubeatsの個人事務所HIHATTにて続編のZINE「トーフビーツの(難聴)ダイアリー2022」が2024年に発行された。地道ながらも全国の独立系書店などで好評を博し、このたびZINEとしては2作目の「トーフビーツの(難聴)ダイアリー2023」がついに発売。今回も音楽を生業とする人間のライフスタイルが少し覗ける1冊にもなっているかもしれません。 前作と同じく編集は「和久田書房」の立ち上げでも話題の和久田善彦氏、ブックデザインは小山直基氏が担当。印刷および製本は神戸の旧グッゲンハイム邸内で運営中の塩屋的印刷が担当。
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【再再入荷】【日記本】休職日記
¥880
『休職日記』デカダンス川崎 4月6(日) 第6回「日記祭」 開催|BONUS TRACK NEWS - https://note.com/bonustrack_skz/n/n8cdb01a17b48 第6回「日記祭」 にて購入させていただいた日記本です。 全体を通して、何よりも文章が読みやすく、さすが文章を作るお仕事をされていた方なのだなと感じました。 どんな日記本でもそうですが、年末年始の部分を経由する日記本はついつい読んでしまいます。 本書は、休職をされた約3ヶ月の日記です。 弾丸的に沖縄に日帰り旅行に行くあたり、とても面白かったです。 日記本が好きな方には、とてもおすすめな一冊です。 本書より引用--- 12月1日(日)休職31日目 東京ビッグサイトで初めての開催となった文学フリマ東京。朝は設営ボランティアに行く気満々だったが、前の晩に謎の腹痛(緊張ではない)に襲われたせいで眠りが浅く、結局お手伝いには行けなった。次回こそは必ず…。 仕事で毎月ビッグサイトに行っているけど、やっぱり土日に行くビッグサイトがいちばん好きだ。今回からは机の並び方が両隣をぴったり合わせるコロナ禍前方式になっていた。 いよいよコロナの時代が終わったんだなと感じた。出来上がったB2ポスターは想像よりも大きく感じた。 12時に開場。会場前の代表の方のアナウンスが良かった。私は文学フリマに参加し始めて4年くらいだけれども、それでもコロナ禍のときの空いている会場も見ているし、ついに来るところまで来たなという感動がじわじわ湧いてきた。 12月28日(水)休職48日目 夜1時に寝て朝4時に起きた。さっさと身支度をして空港行きのリムジンバスに乗る。 気温3度の世界から20度の世界にいくので着るものをどうしようかと思ったが、秋用のジャケットの中にウルトラライトダウンを仕込む形で解決した。外にいる時間は短いのだし。 朝4時代でも中央線の座席はほぼ埋まっていて、まじかよと思った。大体は皆サラリーマン風の人だし…。空港までのバスの中で寝ようと思ったが寝られず。6時前にラウンジに着くと開店持ちの列が出来ていた。こんなに朝早くから髪の毛をピシッとまとめて業務にあたるスタッフさんすごいな…という気持ちしか湧かない。 --- 著者 デカダンス川崎(@dec_kawasaki)さん / X - https://x.com/dec_kawasaki ---版元より--- 2024年11月~25年1月の日記をまとめた本です。 全文書き下ろしです。 記者になって二年弱。ついに限界を迎えた――。 その場を立ち去る選択をするまでの、悩んで、寝て、食べた92日間の記録です。 B6/108P 4/6 日記祭6新刊。
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【再入荷】【日記本】無職日記
¥800
『無職日記』デカダンス川崎 【日記本】休職日記 | 玉葱堂書店 - https://cozy.books-tamanegido.shop/items/106851495 すでに扱わせていただいている「休職日記」の続編です。いよいよ無職フェーズに突入です。とはいえそこまで長く無職をされていないので、忙しなさがありますが、それがとてもリアルで、心境の変化や、今後の不安など、確かに私ももし無職になったら、そうなるだろうなという思いを受けながら拝読しました。 無職中に行く一人台湾旅行もとても面白く、台湾にも行ってみたくなりました。 著者 デカダンス川崎(@dec_kawasaki)さん / X - https://x.com/dec_kawasaki ---版元より--- 2024年2月の日記をまとめた本です。 全文書き下ろしです。 ついに記者を退職! 果たしてホワイト再就職先は見つかるのか? のんびりしすぎた日々と、台湾旅行記を収録した短い日記です。 B6/78P 5/11 文学フリマ東京40新刊
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【サイン本】【書店員エッセイ】仕事と生活のバランス
¥990
『仕事と生活のバランス』夏森かぶと 夏森かぶとさんの4冊目の ZINE です。 仕事と生活のバランスが取れたことは、今までの人生であまりないのですが、それは実は普通なことで、みんなもそこに悩んでいる。 というのは知ってはいますが、心の内はわからないので、 SNS などを見ると、ただ成功者だけがキラキラしているように感じてしまうものです。 仕事に行きたくないけど、趣味ができることで、趣味のために働くかという気持ちもとても理解できる部分で、そういう身近な部分の吐露が書かれたエッセイは、なんともリアルで面白いです。 働くのは人類にはまだ早過ぎると、よく友人に冗談ぽく私は話していますが、実はあれは結構リアルな私の吐露だったなと、本書を読んで感じました。 夏森かぶと(@kbt0401)さん / X - https://x.com/kbt0401 ---版元より--- 概要 仕事がどんどん大変になっていき、「生活」がなにかと後回しにされがちなこの世の中。 ふだんは書店員として働いている私も、仕事に振り回されているその一人。 そんな中「どのように働けばいいのか」という正解のない問いに対し、あらためて考えたことをエッセイにまとめた一冊。 仕様 ・発行予定日:2025年5月1日 ・本体価格:900円(税込価格:990円) ・判型:A6(文庫サイズ) ・ページ数:85P ・著者・発行者:夏森かぶと ・装丁:ツヅミアカリ(Instagram:@tsuzumi_akari) 目次 休み明けは仕事に行きたくない 休日に何をすればいいかわからない 無職の俺をゲーセンに連れていってくれた友達の話 好きなことと給料のバランス 仕事のある生活に慣れてきたのかもしれない 退職するのは難しい 家庭菜園で資本主義に抵抗する 調子が悪いときは銭湯に行く 疲れすぎて半日寝ていた 書店員としての仕事は毎日が文化祭みたいだ 仕事を休んでしまうときもある 家賃が人生を圧迫している 接客業の憂鬱 仕事選びに迷走するときもある 人生を生き抜くための趣味 弱さでつながる あとがき ページ数 85 判型 A6 装丁 ツヅミアカリ 著者プロフィール 夏森かぶと(著) 書店員として働く傍ら、エッセイを執筆。 著書(ZINE)に『本のある日常』『本のある生活』『本と抵抗』がある。
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【サイン本】【書店員エッセイ】本と抵抗
¥660
『本と抵抗』夏森かぶと 夏森かぶとさんの3冊目の ZINE です。 夏葉社さんの話や、フィルターバブルの話はとても興味深く拝見しました。いつの間にか私たちは、映画も倍速で観たり、自分が好きなものがレコメンドされ、それを見続けることを楽しんでいますが、実は突拍子もないものが好きだったりするものです。 そんなものを見つけるヒントをこの本は暗示してくれています。 やはり、まずは本屋さんに行き、そしてブックオフを徘徊し、何か今までにないヒントを得ることが、とても尊いのではないかと感じました。 夏森かぶと(@kbt0401)さん / X - https://x.com/kbt0401 ---版元より--- 常日頃、本を読むのは現代社会への抵抗だよなー、と考えている。現代社会では流行らない「本」を読むという抵抗。自分の人生の主導権を取り戻すために本を読むという抵抗。 『本と抵抗』あとがきより 書店員の私が本について体験したこと、考えたことを綴ったエッセイ集。 現代社会での「本」とその関わりは、それ自体が何かに抵抗しているようだと思う。 目次 自分の気持ちで本を買う 本は途中で読むのをやめていい 自分で作ったZINE を手売りする 家に図書館をつくる 近所の本屋がつぶれた 書店員の私が本を読むようになったきっかけ 本屋納めと本屋始め 私が本を読める場所 歴史小説の門を開ける 書店員だけど接客の正解がわからない 本の帯どうするか問題 電車で本を読むという抵抗 ふだんは読まない本を読むという冒険 一箱古本市で本を売る 本を読んだら生きやすくなった あとがき ページ数 59 判型 B6無線右綴じ 著者プロフィール 夏森かぶと(著) 書店員として働きながら、エッセイを執筆。 著者(ZINE)に『本のある日常』『本のある生活』『本と抵抗』
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【サイン本】【書店員エッセイ】本のある生活
¥660
SOLD OUT
『本のある生活』夏森かぶと 前作に引き続き、書店員である著者の「本がある生活」にまつわるエッセイと日記が収録されています。 この本で特に面白いのは、本と人間との、一歩踏み込んだ関係性がテーマになっているところです。 たとえば、「ブックオフの滞在時間が伸びていく話」や、「本という善良ぶった劇薬について」といったタイトルからも分かるように、本を愛しすぎているからこその、ちょっとした毒気や葛藤が垣間見えます。 日常の中で本がどういう存在なのか、リアルで正直な言葉で綴られています。「本が好き」という気持ちが、より身近で、愛おしくなるような一冊です。 夏森かぶと(@kbt0401)さん / X - https://x.com/kbt0401 ---版元より--- 書店員である私が、本について考えたことを書き連ねたエッセイ集第二弾! 本好きなら「あるある」と思いながら読んでもらえるはず。 目次 毎日本屋に行ってしまう 上から2冊目の本を買ってしまう 借りた本はなんだか頭に入ってこない 夜の本屋を冒険する ブックオフの滞在時間が伸びていく 本という善良ぶった劇薬について 餅は餅屋、本は本屋 書店で本が多すぎて選べない問題 本と触れ合う時間のない書店員 疲れていると本が読めない マンガを貪り読みたくなるときもある 俺もジャンプを売る側になった 10月11日(水)|日記本の到達点 10月12日(木)ZINE の営業は難しい 10月15日(日)尊敬と嫉妬 10月18日(水)本を売る技術 10月19日(木)日記日記日記 あとがき〜ZINE を作る目的〜 ページ数 54 判型 B6無線右綴じ 著者プロフィール 夏森かぶと(著) 書店員として働きながら、エッセイを執筆。 著者(ZINE)に『本のある日常』『本のある生活』
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【サイン本】【書店員エッセイ】本のある日常
¥660
『本のある日常』夏森かぶと 書店員である著者が、「本を読むこと」や「本を売ること」について考えたことを率直に綴ったエッセイ集です。 ただの本の紹介ではなく、「積読の効能」や「本を読むのがめんどくさい時もある」といった、本好きなら誰もが共感できる正直な悩みや気づきがユーモラスに書かれています。 本屋という場所を「遊園地」のように表現したり、居酒屋のあとに「二次会として本屋に行く」という視点は、本当に本を愛しているからこそのものだと思います。 読んだ後、「ああ、やっぱり本が好きだな」と改めて思える、優しくて温かい一冊です。本棚の隅に置いておきたくなるような、そんな魅力があります。 とりあえずブックオフにすぐに行きたくなります。 夏森かぶと(@kbt0401)さん / X - https://x.com/kbt0401 ---版元より--- 書店員である私が、本について考えたことを書き連ねたエッセイ集。 読んだ後は、ちょっと本が好きになる。 目次 新刊書店で出会い料として本を買う 積読の効能 ブックオフは本好きにとっての遊園地 本を読むのはめんどくさい どうしようもなくなったときは本を読む 古典的名著はラスボスみたいなもの 本が好きだと町が楽しくなる やっぱり紙の本が好き 居酒屋のあと二次会として本屋に行く ZINE と小商い あとがき〜 ZINE づくりで大変だったこと〜 ページ数 40 判型 B6無線右綴じ 著者プロフィール 夏森かぶと(著) 書店員として働きながら、エッセイを執筆。 著者(ZINE)に『本のある日常』『本のある生活』
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【エッセイ】ここは安心安全な場所
¥1,650
『ここは安心安全な場所』植本一子 ---版元より--- あなたとわたしの現在地をみつめる 植本一子のエッセイシリーズ (わたしの現在地) 早くも第2段の登場です 今回のテーマはここ数年通っている遠野のとある場所と馬についてです。 ふいに出会えた場所、人、そして馬たちが、わたしのその後の人生を変え、そして支えることとなりました。本には8遍のエッセイと、詩を1つ書きました。 さらにこのエッセイ集の主要人物であるとくさんこと徳吉英一郎さんに寄稿文をお願いしました。 「自分自身で生きる」とは、どういうことだろう。 馬たちと過ごす静かな時間のなかで、わたしは少しずつ自分を取り戻していった。 葛藤を抱えながら生きてきた心と、変わっていく内面を見つめた、小さな旅の記録。 偶然のように現れた、ギフトのような人や場所。この出会いがあったからこそ、わたしはひとりで歩き出す準備が整ったのだと思う。(本文より) わたしの現在地(2) 『ここは安心安全な場所』 目次 北へ向かう 山の一日 とくさんと馬たち 自己紹介をしない 夜眠れない人 生きる才能 ひとりになること とくさんへ あとがき 自分を支える 寄稿 無名であること。無名になること。無名と有名を往還すること。 徳吉英一郎 2025年6月14日 初版第一刷発行 著者 植本一子 寄稿 徳吉英一郎 装丁 川名潤 校正 松井真平 協力 柴山浩紀 印刷 株式会社イニュニック 発行者 植本一子 168ページ B6変形
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【エッセイ】それはただの偶然
¥1,540
『それはただの偶然』植本一子 ---版元より--- いつか別れる日のために どこまでも一緒に歩いた わたしたち 自費出版で初めてエッセイ集を作りました。 今年の春に事件に巻き込まれてしまい、かなり苦しい日々を過ごしてきました。 生きることさえ諦めそうになったけれど、書くことはそんな自分を助けてくれました。 夏から秋にかけて書いた7篇と併せて『文學界』『ベストエッセイ2024』に掲載された1篇、少しの詩を載せています。 また、今回「わたしの現在地」というシリーズ名をつけたので、気長に作り続けていけたらと思っています。 ーーー失われてしまったものや、残されたひとたちのことが、ここにはちゃんと書かれているように思います。(柴山浩紀・編集者) ーーー新刊は、書き手としての一子ベストワークを更新してると思います。エッセイ集として編まれることを意識して書かれたことが、読んでいてもわかったし、あとがきを読んでもなるほどという感じで、移行期/過渡期的だった「愛は時間がかかる」よりも腰の据わった、覚悟みたいなものを感じる本でした。やっぱり日記からエッセイに、というのはきっとすごい難しいハードルで、そこを越えて=いろんなものを手放して、その代わりにエッセイでないと書けないことを書いている。 そして思ったのは、もしかしたらこれは「エッセイスト植本一子」誕生の書であり、同時に、「日記作家植本一子」との決別の書なのではないか、みたいなことでした。もう一子さんは日記を書かない(書けない)んじゃないか。でもそれはまあ自然というか仕方ないというか必然的なもので、一子さんはこれまでも常に、自分の大事なことを書くために最善の方法として日記という形を選んできたのだと思うし、いまはその大事なことを書くために必要な形が変わってきたということなんだと思います。(滝口悠生・小説家) わたしの現在地(1) 『それはただの偶然』 もくじ 一緒に生きていこうぜ 春 小森さんと私 タトゥーを入れる それは愛と呼ばれる何か 新しい友達 高橋さんのこと お葬式のメンバー ねこのきもち 私たちの本当の終わり あとがき 植本一子 出版年表 2024年12月1日 初版 第一刷発行 2025年6月1日 第二刷発行 著者 植本一子 装丁 六月 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 印刷 株式会社イニュニック(初版) ちょ古っ都製本(二刷) 発行者 植本一子
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【エッセイ】われわれの雰囲気
¥1,430
『われわれの雰囲気』植本一子 碇雪恵 柏木ゆか ---版元より--- 植本一子 碇雪恵 柏木ゆか 『われわれの雰囲気』 ピコちゃんが倒れた! 約束の時間に友達が来ない。音沙汰もない。何かがおかしい。嫌な予感がする...... 。その予感は的中、友達はいまICUにいて、意識がないらしい。でも、コロナ禍では病院へかけつけることもできない。 目を覚まさない友達をめぐる日々の記録と、意識を取り戻してからの本人による日記を収録。 今振り返って印象に残っているのは、知っていたはずの「人間はみんないつか死ぬ」の中に自分が入っている自覚がなく、今回の怪我と入院でそれが「自分も死ぬ」になったことです。またうまく言葉にできませんが、スイッチがひとつ切り替わったかのようです。そしてそれを形に残せてすごくうれしい。 (おわりにより) 目次 はじめに 何をみてもピコを思い出す 植本一子 ピコちゃんが未読だった時のこと 碇雪恵 * おわりに 怪我と入院の雰囲気 柏木ゆか 『われわれの雰囲気』 2023年5月21日 第一版発行 著者 植本一子 碇雪恵 柏木ゆか 装画 近藤聡乃 装丁 川名潤 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 ※帯の色はランダムで届きます 植本一子(うえもと ・いちこ) 1984年広島県生まれ。写真家。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。2013年、「下北沢に自然光を使った写真館 「天然スタジオ」を立ち上げる。著書に『かなわない』など。 碇雪恵(いかり・ゆきえ) 1983年北海道生まれ。ライター。2022年11月に自主制作本『35歳からの反抗期入門』を発売。新宿ゴールデン街のバー「月に吠える」金曜店番。 柏木ゆか(かしわぎ・ゆか) 1983年神奈川県生まれ。人事・労務担当。国家資格キャリアコンサルタント。
