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【人生エッセイ】26歳計画
¥2,200
『26歳計画』椋本湧也 私はこの本を読むときは、「haruka nakamura」のアンビエント音楽に包まれながら読むことに決めている。 自分にとっての26歳はだいぶ昔だが、色々な方の26歳がそこにある。 さらに言うとその方々の顔写真までついているのだ。 みなさんいい顔をしている。 若さとこれからの不安と色々あるが、なんとかやっていこうという感じが文章や写真から伺える。 おわりにのコーナーのさらに奥に沢木耕太郎の26歳の時の思いが書かれている。 そこを読み終えた時、何か込み上げてくるものがある。 この本の装丁は素晴らしい。紙質もどうだが、紙の匂いも優しいのである。 是非、私と同じ体験をしていただけないでしょうか? 参考リンク time space - YouTube - https://www.youtube.com/watch?v=yVvEUO0k9QA ---版元より--- 世界各地で暮らす26歳たちによる「26歳」をタイトルにしたエッセイ集。料理人から宇宙工学者、俳優から機動隊員まで、総勢48名の等身大の文章が掲載されています。 ーー 《「26歳」をタイトルにした文章を自由に書いてください。書き終えたら、あなたがいちばん魅力的だと思う26歳の知り合いにこの企画をつないでくださいー》 沢木耕太郎さんが乗合バスでユーラシア大陸横断の旅に出たのが26歳。高校生のときに『深夜特急』を読んでからというもの、「26歳」という年齢は自分にとって特別な響きを持ち続けてきました。 そしてやってきた26歳。奇しくも世界的なパンデミックが襲来し、渡航はおろか、家から出ることすらままならなくなってしまった。そんな「旅の適齢期」に、この世界の26歳たちは一体何を考えているのだろう。身体的な移動が制限される中で、この想いを言葉にのせて、彼らに会いに旅に出てみよう。そしてその出会いの足跡を一冊の旅行記にしてみよう。そう思い立ったのです。(「はじめに」より) ブックデザインはデザイナーの脇田あすかさんが担当しました。表紙はやわらかいグレーのざらりとした質感の紙に、きらりと光る美しい箔押し。さわやかな薄緑色の見返しに不思議な手ざわりの別丁…。たくさんのこだわりがつまった一冊です。 3刷に寄せて、沢木耕太郎さんが「26歳と旅」をテーマにした文章を寄稿してくださいました!巻末に収録しています。 ーー 作:椋本湧也 ブックデザイン:脇田あすか 印刷・製本:シナノ書籍印刷 W107×H174mm/ガンダレ製本/全212ページ ISBN : 978-4-600-01236-6 2,200円(税込)
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【サイン本】【再再再入荷】【エッセイ】ここで唐揚げ弁当を食べないでください
¥1,000
『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』小原晩 一躍有名になった小原晩さんの名エッセイの『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』をサイン本で入荷しました。 あまりにも面白いで、私が読んだ後に娘にあげたのを思い出しました。 なので、つい最近まで私の手元になかったので、懐かしいこの表紙にグッときてしまいました。 また、以前観たこちらの YouTube も一緒に観ると面白さが倍増するかもしれません。 本が読めない32歳が初めてエッセイを読んで泣く日 - YouTube - https://www.youtube.com/watch?v=25zIHJMXNog ---版元より--- 主に東京での生活のことを書いたエッセイ集です。 仕事の事、好きな喫茶店や公園や銭湯、春の恋、眠れない夜の過ごし方、ストレス発散法、父の死、兄をまちぶせた冬、女子三人暮らしなど、張り切って楽しく書きました。一生懸命生きれば生きるほど空回りするすべての人に捧げます。
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【人生奮闘エッセイ】未知を放つ
¥1,500
『未知を放つ』しいねはるか とにかく、一度読んでいただきたいです。 とにかく、うおーーーーーとなります。 「はじめに」の冒頭は以下です。 --- 「わたしは、そのひとにしか体験できない物語からたくさんの力をもらった。一人一人が生きてきた道は、世界と地続きの道であるようにも思えた。 その人の体を通した社会へのまなざしは、わたしの体からは見ることができない。一人一人の異なり、目の前の気配を感じながら共に過ごす時間がすき。何かの情報として受け取った社会ではなく、目の前の一人一人が感じとった社会を共に味わえる時間。 理路整然と話すことが得意な友人が、相手の気持ちを無視して話してしまったと落ち込んだときの表情。口下手に悩む友人が、わたしが話し出すまでの間の沈黙をあたたかい気配で待っていてくれたこと。 どうしてもそうなってしまうこと、名前のついていないもの、なかったことにしてしまいそうなもの、抱えたままの感情、いびつに見えるもの。それらはとても愛しい。誰でもないその人が放つ未知に触れ、静かに圧倒される。」 --- すでに面白い。 人生において色々な悶々とする出来事や、その何かは皆さんはグッと心の奥底に隠して生きてきますが、それは別に文章にしても良い。 そして ZINE にしても良い。 そういう感覚をまざまざと見せつけてくれるのが本書です。 エッセイなので日記本をもし「しいねはるか」さんが書いてくれたら、それもまた読みたいなと思いました。 ---版元より--- 普通”に迎合しようとしてみても、心身がついてこない。 既成の概念にとらわれず、未知に自己を放ってみると、いびつな欠点は生きるためのギフトに変化していった。 『未知を放つ』は、コンプレックスを煮詰めた著者による生活の奮闘記であり、ちいさな実験の記録であり、愛とユーモアと脇汗が染み込んだノンフィクションエッセイ。 The personal is Political(個人的なことは政治的なこと)という言葉が、堅いスローガンとしてではなく、日常の実感としてなんとも優しく感じられるパンク的名著です。 ⬛️本の概要 タイトル『未知を放つ』 著:しいねはるか 出版:地下BOOKS 定価:1,500円(本体1,364円+税) 判型:B6判 頁数:215頁 発売日:2021年6月下旬 ⬛️目次 1.婚活 棚ぼたとコンプレックス 2.家族 固定観念から自由になる介護 3.終活 イエーイをうつした遺影 4.分断 葛藤と脇汗の先に見えた景色 5.生活 いびつで文化的な最高の生活 ⬛️著者:しいねはるか 一九八一年生まれ。心身の不調和をキッカケに、二〇〇七年より整体をベースにした仕事を開始。身体と頭とハートを使ってここちよい心身を育てたい方のお手伝いをしています。バンドGORO GOLOやソロ名義での音楽活動を行う傍ら、一人一人の物語を紡いだZINE「tonarinogofuzine」の刊行を継続中。一人一人がそれぞれのまま、楽しく無理なく力を合わせられるような世界に住みたいと思っている。
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【サイン本】【再再入荷】【日記本】しらい弁当日記 2021年8月〜2022年3月
¥1,000
『しらい弁当日記 2021年8月〜2022年3月』しらい弁当 日記一作目。 しらい弁当さんの2021年8月8日(日)から2022年3月31日(木)までの日記。 日記屋月日のワークショップ「日記をつける三ヶ月」に参加されたしらい弁当さんの日記本です。 しらい弁当(@shiraibento) - https://www.instagram.com/shiraibento/?hl=ja しらい図書(@shiraiboooks) - https://www.instagram.com/shiraiboooks/?hl=ja Instagram を拝見していた時からどうしても気になっていた日記本で、玉葱堂で取り扱いをさせていただきました。 弁当の写真の良さ、ストーリーで上がる日々の日記、改めて本として読むとまた良さがグッと引き立ちます。 是非、お手元に置いて読むのを日課にしてみてはいかがでしょうか?
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【サイン本】【再再入荷】【日記本】しらい弁当日記 2022年4月〜2022年9月
¥1,000
『しらい弁当日記 2022年4月〜2022年9月』しらい弁当 日記二作目。 しらい弁当さんの2022年4月1日(金)から2022年9月30日(金)までの日記。 日記屋月日のワークショップ「日記をつける三ヶ月」に参加されたしらい弁当さんの日記本です。 しらい弁当(@shiraibento) - https://www.instagram.com/shiraibento/?hl=ja しらい図書(@shiraiboooks) - https://www.instagram.com/shiraiboooks/?hl=ja Instagram を拝見していた時からどうしても気になっていた日記本で、玉葱堂で取り扱いをさせていただきました。 弁当の写真の良さ、ストーリーで上がる日々の日記、改めて本として読むとまた良さがグッと引き立ちます。 是非、お手元に置いて読むのを日課にしてみてはいかがでしょうか?
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【読書エッセイ】すこしだけ息を深く吸う
¥500
『すこしだけ息を深く吸う』橘ぱぷか まずは以下の文章を読んでいただきたい。 「結婚してから初めての引っ越し。本棚の本を梱包している最中、夫のコーナーから発見し、思わず悲鳴を上げた。 この怖い漫画は一体何なのか、と夫に尋ねると、これは名作だから読んだ方がいい!としきりに勧めてくる。ホラーが苦手な私でも読める?と聞いてみたところ、しばらく考えたあとで「人が切断されたり頭から食べられたりするのが大丈夫だったら、いける。」と夫は答えた。無理に決まっている。 引っ越し後、新居の本棚に置く際には視界に入らない位置に並べた。表紙はおろか、背表紙すら怖かった。それからいったいどれくらいそこにしまわれていたのだろう。コロナ渦になり、外出もままならずできることが限られる中、これまで読んだことがない本を読んでみようと思うようになった。そこで以前夫から激推しされていたこの漫画に手を伸ばしてみることにした。」 読書エッセイはたくさん読んできた気がしますが、寄生獣が取り上げられているのは初めて見ました。 そして素晴らしいこの出だしは、確かに寄生獣を何も知らずに手に取るとこうなるという状態が描かれていて、ほっこりします。 そこから橘ぱぷかさんがどっぷりとハマっていく様は、本当によくわかるという感じがして、確かに寄生獣でした。 このように色々な本を読んだ体験が書かれており、何よりも装丁が素晴らしいです。 私もこういう可愛らしい読書本を書いてみたいと心から思いました。 お値段もお求めやすいので、是非この本を読んで書かれている本をまた読んでの無限ループに陥りませんか? ---版元より--- いつかの私の支えとなるもの。そんなかけがえのない本との出会いを1冊のzineにまとめました。 読むことでゆさぶられた感情、引き出された記憶とともに。 Instagram: https://www.instagram.com/papuka__/
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【サイン本】【日記本】散歩するつもりじゃなかった
¥1,000
『散歩するつもりじゃなかった』チヒロ | かもめと街 第三版が増刷されました! ここから「決めない散歩」につながっていくのがとても良いです。改めてこういう日記本は細かく作るのも一つの良さだなと感じております。 ゴツ目の日記本も良いのですが、ポケットサイズであり、読みやすい、そして次の日記本につながっていく感じは、尊いなと思いました。 2022年の日記本は、特にコロナ禍であり、その辺りの描写が今となっては、懐かしさがありますね。 是非、これからの時期にバッグに入れて喫茶店にでもいかがでしょうか? ---版元より--- 『散歩するつもりじゃなかった』 東京・下町暮らしの街歩きエッセイストが綴る、日々の記録を綴った日記zine。 2022年5月29日に行われた文学フリマで販売した新作です。 ーーーーーーーーーーーーーーー ちょっと外へ出ただけだったのに、気づけば3時間も経っていた。 なにもないような日常も、視点を変えれば新しい発見が見つかる。 見慣れた近所も、ありふれた光景も。 わたしたちには、もっと楽しくなれるパワーが眠っている。 街歩きエッセイスト・チヒロが綴る、作為のない日常の記録。 ドラマチックなことは起こらないけれど、 日々の色鮮やかなあれこれ。 そんな世界に魅せられて、 今日も散歩は予定の2倍を超える壮大な旅に。 ーーーーーーーーーーーーーーー 著者:チヒロ(かもめと街) 表紙イラスト:小泉理恵 デザイン:安藤萌香 価格:1,000円(税込) 文庫判/ 126P 詳細:https://www.kamometomachi.com/bunfree-tokyo-2022 ※同時発売:『まちのタイル』 https://kamometomachi.booth.pm/items/3904655 かもめと街 https://www.kamometomachi.com
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【インド旅エッセイ】旅行記[前編]
¥1,080
『旅行記[前編]』佐藤貢 玉葱堂として激推しの旅エッセイが入荷しました! 佐藤貢がふといきなりインドに行くことを思いつき、そこからの過酷な旅が非常に文才な文章で書かれています。 1990年代のインド旅がいかに過酷だったかは、本書を是非読んでいただきたいのですが、一体何回死にかけているのかというところが凄まじいです。 それでもなんとか生き抜き、日本に帰ってくる。その手前までが描かれています。 後編は日本に帰国し、その後芸術家になるまでの話なのですが、こちらは版元側が増刷する予定がないということで非常に残念ですが、私も待っている状態です。 とはいえ、この貴重な旅エッセイは前編だけでも読む価値は大いにあります。 一人旅をしながら、本書を読み進めてはいかがでしょうか? ---版元より--- 著者:佐藤貢 発行者:鰺坂兼充 / 発行:有限会社スカイ[iTohen press] 装丁:鰺坂兼充・角谷慶・米須清成 / 編集:鰺坂兼充・正木なお[gallery feel art zero] 写真:辻徹 / 岡村靖子 / 藤本直也 / 136ページ / サイズ:105×148mm 美術作家の佐藤貢による初の自伝的な内容を綴った前編。20代前半のとある日、ふらっと近所に出掛けるようにして上海行きの船に乗り込みます。自転車の鍵も、家の鍵すらもかけずに。思いもよらない様々なトラブルに、これでもか、、、と見舞われる佐藤。なぜ、美術教育を受けなかった佐藤が作品制作をするようになったのかが描かれ始めます。
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【食エッセイ】わたしを空腹にしないほうがいい
¥1,000
SOLD OUT
『わたしを空腹にしないほうがいい』くどうれいん ---版元より--- 〈俳句をタイトルにしたエッセイ集〉 これは現代版『ことばの食卓』否『手塩にかけたわたしの料理』か?いいえ、彼女は"くどうれいん"。 モリオカが生んだアンファン・テリブルが書き散らしたことばと食物の記録。 はじまりはこうだ。 "わたしを空腹にしないほうがいい。もういい大人なのにお腹がすくとあからさまにむっとして怒り出したり、突然悲しくなってめそめそしたりしてしまう。昼食に訪れたお店が混んでいると友人が『まずい。鬼が来るぞ』とわたしの顔色を窺ってはらはらしているので、鬼じゃない!と叱る。ほら、もうこうしてすでに怒っている。さらに、お腹がすくとわたしのお腹は強い雷のように鳴ってしまう。しかもときどきは人の言葉のような音で。この間は『東急ハンズ』って言ったんですよ、ほんとうです、信じて” 2016年6月の初夏、そして一年後の2017年6月の心象風景。くどうれいんが綴る、食べることと生きることの記録。 (2022年・発行元/BOOKNERD)
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【読書エッセイ】いつも本ばかり読んでいるわけではないけれど。
¥1,870
SOLD OUT
『いつも本ばかり読んでいるわけではないけれど。』早坂大輔 ---版元より--- 柳の下の二匹目のドジョウを狙う。 大ヒット作くどうれいんの『わたしを空腹にしないほうがいい』に続く出版物を作るということはつまりそういうことだ。 だから、いや、そうであるからこそ次が出せなかった。それは例えるならば最高のファーストアルバムを作ってしまったバンドの苦悩に似ているし、ルーキーが満塁ホームランを打ち上げた後にバッターボックスに入るベテラン打手の心境に近い。つまり、そういうわけで、次の出版物をリリースするのにおっかなびっくり三年もかかってしまった。 その間、のらりくらりと肩肘の張らない自分の好きなzineばかり作り、答えを出すことから逃げていた。そのうち、第二第三のくどうれいんから手紙と原稿が送られてくるようになった。だが、ぼくには彼らや彼女たちがくどうれいんのヒットという十字架を背負うこと、その彼や彼女の行く末を見届ける自信は正直なかった。 ある日、ぼんやりとしたイメージが浮かび上がった。そうだ、ぼくが自分の本を出せばいい。自分がプレッシャーを背負ってしまえば失敗しても誰かの出版物がコケるより楽ではないか。それで、その考えを早速実行に移すことに決めたらあとは早かった。ゲラが上がり、表紙が出来上がり、印刷製本のスケジュールが決まった。もう戻れない。もう引き返せない。本当にいいのか、お前。毎朝鏡に向かって語りかける。ああ、戻りたい。引き返したい。心のなかのもうひとりの弱気なぼくが呟く。 というわけで、当店の四周年記念プロダクト第二弾でもあり、BOOKNERDの出版部門として満を持して世に問う二冊目の本は、他ならぬぼくの本でした。ミーイズムの、自惚れの、独善の極致であります。 実に三年ぶりにようやくBOOKNERDの出版部門としてニ冊目の本をリリースします。とはいえ、手前味噌でお恥ずかしいのですが自分が書いた本です。 早坂大輔『いつも本ばかり読んでいるわけではないけれど。』を10月15日(金)に発売いたします。 2019年11月から2020年2月までのあいだBOOKNERDのオンライストアのお得意様向けに配信していた本にまつわるメールマガジンの文章9編と、新たに5編を書き下ろしたものを収録。デザインはいつも通り篠田綾香さんに。装画・挿絵は10月に当店で個展を予定している画家の坂巻弓華さんに依頼しました。ペーパーバックの小ぶりなサイズで68ページという短さですが、ギュッと濃い内容が詰まっています。サイン本でお届けします。 (2021年・BOOKNERD)
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【サイン本】【日記本】振り返らずに、船はゆく
¥1,210
『振り返らずに、船はゆく』チヒロ | かもめと街 冬の日記本は一番好きです。 特にクリスマスや大晦日、そしてお正月の日記は、自分以外の人がどうやって過ごしているのだろうと、すごくワクワクします。 人の日記を読んでて思うのは、みなさん色々なことを日々されているなーということ。きっと私の日記を読まれた方ももしかしたらそう思われているかもしれませんが、この辺りが日記本の面白いところですね。 こちらの表紙もすごく好きです。 ---版元より--- 右往左往するのが人生。 そう、認められたらいいのに。 2022年11月1日から2023年2月2日までの日記。生活の違和感と正面から向き合い、誰かの理想の暮らしをインストールするでもなく思考と実験を続ける日々を書き留める。 累計発行部数1,500冊を超えるかもめと街の日記シリーズ、『散歩するつもりじゃなかった』『決めない散歩』『この先になにかあると思ったのだ』に続く、最終巻! [本文より] 11月1日 朝から満員電車に乗ってクリニックへ。治療のすべてに怯え、変化を怖がるわたしを見て今回も夫が付き添ってくれた。「今まで君任せにしてきたから」という言葉に少し救われた。 12月17日 夜ごはんは回転寿司へ。「イクラ!」と威勢のいい声で叫ぶ隣のちびっ子。お父さんが慌てて「ちょっと待って!」と制すると「じゃあお持ち帰りのイクラ!」とめげない子ども。ふたりのやりとりが微笑ましい。 12月25日 今年うまくいかなかったり断ったり、断れたことによって守られたことが確実にあったということ。そこにようやく目が向いてきた。 1月29日 昼ごはんはみやちへ。天ぷらが完売で、きつね中華そばという、中華そばの上にきつねがトッピングされたラーメン。違和感がないのが不思議なくらいおいしい。「寒いからコート羽織ってから外に出てね」と言ってくれるお母さんの優しさ。 1月31日 映画を見終わった後、海辺へ行く。海面が光に照らされて煌めく。その様子を通りがかったブレザーの制服を着た女の子が「海、きれいすぎなんだけど!」と言いながらチャリを漕ぐ。 著者:チヒロ(かもめと街) 表紙デザイン :JAROS 本文デザイン:安藤萌香 価格:1,210円(税込) 文庫判/ 138P プロフィール:浅草出身の街歩きエッセイスト。『いつかなくなる まちの風景を記す』をコンセプトに好きな店を語るWebマガジン〈かもめと街〉を中心に活動。街の魅力を独自の目線で編集し、情報誌などでエッセイ連載やインタビューも手がける。 かもめと街:https://www.kamometomachi.com X・Instagram:@kamometomachi
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【日記本】決めない散歩
¥1,100
『決めない散歩』チヒロ | かもめと街 2022年の下北沢の日記祭でこちらの本を購入しました。 こういう小さな日記本をあまり読んだことがなかったので、可愛いなと思いつつ、帰りの電車で読み進めました。 チヒロさんの日記本を読むなら、まずはこちらの本をオススメします。 ---版元より--- 過ぎてみれば、けっして悪い日ばかりではなかった。 東京・下町暮らしの街歩きエッセイストが綴る、作為のない日常の記録。 『かもめと街』というブログを始めて5年。 気ままな散歩で見つけた、ささやかだけれど心に留まった街の光景。 夫婦ふたり暮らしの日常や書く仕事の葛藤など。 人に話すほどの出来事はないけれど、誰かとひっそり共有したい日々のこと。 『決めない散歩』 著者:チヒロ(かもめと街) 表紙イラスト:小泉理恵 デザイン:安藤萌香 文庫判/ 112P ーーーーーーーーー 11/20の文学フリマ東京35で販売した新作の日記ZINEです。 好評発売中の日記シリーズ『散歩するつもりじゃなかった』に続く第2弾。 (どちらから読んでも楽しめます!) 巻末に読んだ本リストを収録。 かもめと街 https://www.kamometomachi.com Twitter、Instagram:@kamometomachi
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【サイン本】【日記本】この先になにかあると思ったのだ
¥1,100
『この先になにかあると思ったのだ』チヒロ | かもめと街 やはり舞台は下町だ。 夏の日記本は、どのページを読んでも夏の匂いがするのが私はすごく好きです。 美術館に行ったり、映画を見たり、ご飯を食べたり。日常っていいですよね。 ---版元より--- 『散歩するつもりじゃなかった』『決めない散歩』に続く下町暮らしの日記、第3弾!2022年8月から10月の記録。 「でもどこかで、そんな予定調和な計画なんてつまらないな、と思っている自分がいる。」街歩きエッセイストが綴る、惑い続ける日々と暮らしに潜む可笑しみ。書き下ろしエッセイも収録。 著者:チヒロ(かもめと街) 表紙デザイン :JAROS 本文デザイン:安藤萌香 価格:1,100円(税込) 文庫判/ 120P かもめと街 https://www.kamometomachi.com Twitter・Instagram:@kamometomachi
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【サイン本】【食エッセイ】いつかなくなる まちの風景
¥1,540
SOLD OUT
『いつかなくなる まちの風景』チヒロ | かもめと街 私自身が深川という下町の出身だけに、このエッセイに出てくる場所は全て近い場所だ。 そんな場所で喫茶店や餃子屋、洋食など写真と共にその場所の良さを綴っているこの本は、やはりノスタルジック感がとてもそこにある。 そしてあまり行ったことがないお店も多いので、歩いてふらっとお店に行ってみようかと思いました。 写真が入るだけで、グッとエッセイは引き込まれますね。 是非、東京浅草あたりをこの本を読みながら散策してみてはいかがでしょうか? ---版元より--- 「たとえ記憶がどんなに朧げでも、温もりは残るのだ。」 浅草出身の街歩きエッセイストによる東京・下町の愛おしい老舗を巡るノスタルジックな随筆集。 著者:チヒロ(かもめと街) 表紙デザイン :JAROS 本文デザイン:安藤萌香 価格:1540円(税込) B6判/ 154P(巻頭カラー4P) かもめと街 https://www.kamometomachi.com Twitter・Instagram:@kamometomachi
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【エッセイ】ぼくのコーヒー地図
¥2,420
『ぼくのコーヒー地図』岡本 仁 岡本 仁の著作は見つけては読むようにしており、この『ぼくのコーヒー地図』もハズレのない文体でコーヒー屋さんを訪れた空気感が伝わってきます。 特に日本全国なのがよく、旅の前に目的の場所には岡本 仁さんが訪れたコーヒー屋さんがないか確かめるようにしています。 特に盛岡を岡本 仁さんは推しているので、次回私も盛岡を訪れた際には、名店と言われる喫茶店に行ってみたいと思います。 紙質も良い装丁です。 ---版元より--- コーヒーブレイクは大切ですね―― 日本全国58都市166店を紹介 manincafeのIDでInstagramにコーヒーを飲む日常をポストする編集者岡本仁によるコーヒー店案内。コーヒーの味だけではなく、店主、音楽、そして集まる客がつくりあげる、ゆるやかな、時にはピリリとした空気……老舗の喫茶店から新しいコーヒースタンド、ナショナルチェーンから個人店、時には紅茶店や日本茶店まで、街を歩いて見つけた166店で考えたコーヒーとの幸せな関係。オールカラー。 著者プロフィール 岡本仁(おかもと・ひとし) 1954年北海道生まれ。マガジンハウスにて『BRUTUS』『relax』『ku:nel』などの雑誌編集に携わる。2009年よりランドスケーププロダクツに所属し、コミュニティづくりやコンセプトメイキングを担当。主な著書に『果てしのない本の話』『また旅。』『HERE TODAY』などがある。 音楽、本、アートetc…日々気になったことをポストするInstagramのフォロワーは4万人を超える。 Instagram:@manincafe
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【日記本】日記集『温燗』
¥1,000
『日記集『温燗』』ものすごい愛と杉山ハウスによる共著 ものすごい愛さんと夫さん、杉山ハウスさんとスガワラさんの掛け合いが非常に面白く、勝手知ったるお家を行き来するやり取りは、なんだか懐かしさを感じました。 私もこういうやりとりを近所でできたらなと思いながら読むこの日記本は止め時が全くわからず、誰かがふらっときて、ふらっと帰る感じはやはり良さがあります。 日記本はよくあるのは一人の方が書いていくのが一般的ではありますが、お二方なので、視点や、やること、興味がガラッと変わり、その切り替わる様も楽しめる日記本だと思います。 読みやすい文庫サイズなので、3作のどれか一冊はバッグに忍ばせておきたいですね。 是非、お手元に一冊置いてみてはいかがでしょうか? 12月5日(月) 夜、ものすごい愛から既刊本の通販についてのLINEが来た。いろんな事情から負い目があって、売り上げの取り分に傾斜をつけようと提案したら「くだらんこと言っていると絶交するぞ」と怒られた。もちろんその傾斜のつけ方は僕の取り分を減らす方向ではあったが、半ば予想していた返答でもあった。彼女のこういうところが好きなんだよな。では何故わざわざ拒否されるような提案したのかと考えたら、そういう自分が好きなのではないかという結論に辿り着いた。仮に多めに受け取ってくれればそれで構わない。金には頓着せず、物事を公平に見られるという自負を抱きたいだけのオナニーなのだろう。オナニーを送りつけ、絶交するぞと怒られ、そういう彼女が好きだと言っている僕は頭がおかしいのだろうか。しっかりと否定をしておこう。僕はマゾヒズムではない。 金の話は苦手だが、金を貸すのは好きである。きっと、金を貸せる自分が好きなのだろう。 10年前、数年に一度しか会わない高校の友達から金を無心されて二十五万円貸したところ、周りからは非難轟轟であった。ただ、僕は間違いなく金が返ってくると借じていたし、事実昨年にはやっと十万円を返してもらった。金額の多寡ではなく、一部とはいえど返金されたことがうれしかった。これが、残りの十五万円を忘れさせる手口だとしたらしっかりと騙されているが、それでもいいよ。金なんてどうでもいい。 先々週、そいつの経営するスナックに行った。終電まで残り30分だけど、せっかく近くに来たのだからとメールをしてみると、歓迎してくれた。最寄駅からタクシーで向かい、久しぶりの再会を喜び合ったが、15分の滞在で千三百円支払った。ハイボールー杯五百円、チャージ料八百円。向こうも商売だから当然の原理であるのに、何故か違和感を覚えている。十五万円貸しているのに、旧知の仲なのに、タクシーで向かったのに、15分しかいないのに、一杯しか飲んでいないのに。さらに言えば金なんてどうでもいいと思っていた自分が、まだ違和感を覚えていることにも腹が立つ。そんなことを思い出した。 ---版元より--- ものすごい愛と杉山ハウスによる共著。2023年4月の日記集。 季節の変わり目で生まれる卑屈さと億劫さ、それでも日々肌で感じられるあたたかさを、 北海道札幌市での春の暮らしを毎日欠かさず綴りました。日記集シリーズ『四季』の第3弾。 わたしたちの毎日を、あなたの暮らしと照らし合わせてみて。 ※文庫版(A6サイズ)
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【日記本】日記集『花冷』
¥1,000
SOLD OUT
『日記集『花冷』』ものすごい愛と杉山ハウスによる共著 ものすごい愛さんと夫さん、杉山ハウスさんとスガワラさんの掛け合いが非常に面白く、勝手知ったるお家を行き来するやり取りは、なんだか懐かしさを感じました。 私もこういうやりとりを近所でできたらなと思いながら読むこの日記本は止め時が全くわからず、誰かがふらっときて、ふらっと帰る感じはやはり良さがあります。 日記本はよくあるのは一人の方が書いていくのが一般的ではありますが、お二方なので、視点や、やること、興味がガラッと変わり、その切り替わる様も楽しめる日記本だと思います。 読みやすい文庫サイズなので、3作のどれか一冊はバッグに忍ばせておきたいですね。 是非、お手元に一冊置いてみてはいかがでしょうか? 4月9日(日) 最悪な目覚めだった。3時半頃宿に着いたスガワラが、部屋の窓を開け放ったまま眠りについていたのだ。どうやら窓がロックされ、閉め方がわからなくなったらしい。ほとんどゴールデン街と呼ばれるような立地のホテルにおいて、窓を開けたまま熟睡するにしては酒が足りていなかった。 浮かれた人々の声が断続的に響き、眠りについたかと思えば目が覚める。 5メートル離れた友人に話しかけるのに、どうして腹から声を出す必要がある。しかし、怒りの感情は騒ぎ立てる人々よりも、スガワラへ向けたもののほうが強かった。朝方になって窓を見てみると、観音開きの窓の、サッシと窓を繋ぐ「く」の字に折れ曲がる部材にロックがかかっていただけで、それを解除してやると造作もなく閉めることができた。それにしても、歌舞伎町は夜中の4時よりも8時のほうが静かだった。朝になると、カラスが鳴いていた。 今日は日記屋 月日で行われる日記祭の日だった。10時にものすごい愛と下北沢で待ち合わせ、日記屋月日に向かった。昨日までの暴天が嘘のように晴れ、長袖のTシャツでも暑いくらいだった。日記祭に参加するのは初めてだったが、あまりの盛況に驚いた。入口付近では茶川賞作家の滝口悠生さんも日記を販売しており、数百部はあろうかという平積みされた日記集も、夕方頃にはすっかりきれいになくなっていた。かく言う僕もしっかり買ったので、帰りの飛行機で読もうと思う。 持ち込んだ日記集の売れ行きは、上々だった。人生で初めて身内以外の人にサインをし、既刊本の感想を貰った。嬉しくて大声で叫びたかった。 深夜の歌舞伎町であれば遠慮なく叫んでいただろう。福岡のキャバ嬢も、札幌のカメラマンの友達も、札幌の無職の友達も来てくれた。無職の友達は「差し入れ何がいい」と訪ねてくれたが、「無職に買ってもらう差し入れはない」と突っぱねると、「差し入れ断られたの初めてなんだけど」と憤慨していたので、思わず笑ってしまった。ただ、わざわざイベントに来てくれただけで嬉しいというのが本心である。好きな人に囲まれて生きるの、楽しいな。 日記祭は、文フリよりも肌に合っているなと感じた。落ち着いた雰囲気で、人の多さを感じさせない緩やかな空気が流れていた。また出店したい。 ---版元より--- ものすごい愛と杉山ハウスによる共著。2023年4月の日記集。 季節の変わり目で生まれる卑屈さと億劫さ、それでも日々肌で感じられるあたたかさを、 北海道札幌市での春の暮らしを毎日欠かさず綴りました。日記集シリーズ『四季』の第3弾。 わたしたちの毎日を、あなたの暮らしと照らし合わせてみて。 ※文庫版(A6サイズ)
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【日記本】日記集『氷水』
¥1,000
『日記集『氷水』』ものすごい愛と杉山ハウスによる共著 ものすごい愛さんと夫さん、杉山ハウスさんとスガワラさんの掛け合いが非常に面白く、勝手知ったるお家を行き来するやり取りは、なんだか懐かしさを感じました。 私もこういうやりとりを近所でできたらなと思いながら読むこの日記本は止め時が全くわからず、誰かがふらっときて、ふらっと帰る感じはやはり良さがあります。 日記本はよくあるのは一人の方が書いていくのが一般的ではありますが、お二方なので、視点や、やること、興味がガラッと変わり、その切り替わる様も楽しめる日記本だと思います。 読みやすい文庫サイズなので、3作のどれか一冊はバッグに忍ばせておきたいですね。 是非、お手元に一冊置いてみてはいかがでしょうか? 7月7日(木) 数日前から背中が痛い。加えて右下腹部も。改善する気配はなく、むしろ日に日に増す痛みに痛い痛いと朝から大騒ぎしていると、昨日はメダルゲームじゃなくて病院に行くべきだったんじゃ・・・・・・と夫に言われるが、そんな元も子もないことを言わないでほしい。メダルゲームをするのが正解だと昨日のわたしは判断したのだから。 いつも通り出勤し、朝礼で何の気なしに「ここ数日、背中と右下腹部が痛いんですよね」と言ったところ、「今日暇だから帰っていいよ、病院行っておいで」と簡単に早退の許可が下りたので、雑務をこなしてわずか1時間ほどで職場をあとにする。往復の通勤時間のほうが長く、わざわざ出勤した意味がないが、理由はなんであれ早く帰れることがうれしい。 家の近くの整形外科に行くも、レントゲンを撮ってもらえずに原因不明だと告げられる。婦人科に行くように促され、かかりつけのクリニックに電話をしてみると4時間後なら入れるとのこと。一旦家に帰ろうとするも、 家の鍵がないことに気づく。しかも財布にはお金が数千円しか入っておらず、キャッシュカードも通帳も家に置いてある。スマホの充電はあとわずか。完全に詰んだ。年に一度、なにもかも上手くいかないこういうマヌケは日があるが、今日だったようだ。 自転車で本屋に行き、クレジットカードでハコジメの6~8巻を購入。 原則、ハコヅメは街に出たとき1冊だけ買ってもいいという自分ルールを設けていたが、今日ばかり仕方ない。原則はあくまでも原則、イレギュラーな対応は認められる。クレジットカードが使える喫茶店に入り、注文したアイスコーヒーを飲みながらハコゾメを読んで時間をつぶす。アイスコーヒーの氷が全部融け、それすらも飲み終えた頃、いい加減居心地が悪くなってきたので店をあとにする。 婦人科で念のため子宮頸がん検査、性病検査、尿検査を受ける。お金が足りるだろうか…・•・・・とヒヤヒヤしていたせいか、おしっこの出が悪かった。 エコー検査の結果、医師に「おそらく排卵痛ですね、排卵の痕が残っていますし、勢いがよかったのかもしれません」と告げられる。勢いのいい排卵って何。 危惧していた通り、会計時にお金が足りず恥をかく。「下にコンビニがあるので今すぐ下ろして来てください」と言われ、キャッシュカードも通帳も家にあること、でも家の鍵がなくて夫が仕事から帰ってくるまで取りに戻れないことを正直に話す。迷惑そうな顔でため息を吐かれ、明日必ず払いに来ますので......とペコペコ頭を下げて病院を出た。 排卵の勢いはいいくせに金が足りず支払いでモタモタし、恥部も内臓も尿も見せる以上に人間として恥ずかしい部分を晒してしまった。あまりにも情けないが、こんな日もあるよね、と潔く諦める以外に自分を慰める術がわからない。 ---版元より--- ものすごい愛と杉山ハウスによる共著。2022年7月の日記集。 毎日欠かさず書いたからこそ、前日のかなしみを次の日まで引きずっていたり、前日とは打って変わって翌日は楽しいイベントが盛りだくさんだったり、日々の流れを感じることができる。 auの通信障害があった日、参院選の投票日、今年一番暑かった日、あなたはどんな一日を過ごしたのだろうね。 近所に住んでいてしょっちゅう会っているため、お互いの日記に登場することもしばしば。同日の日記でも、書き手によって全く違う印象になっているのもひとつの良さ。 彼がわたしを過大評価している日もあるし、わたしが彼に対する悪口を書いている日もある。主観だけではなく、客観的な目線での日常を知れるのは、ご近所さん同士で日記集を出したからこそ。 ※文庫版(A6サイズ)
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【特典ステッカー付き】【アンソロジー】USO うそ Vol.5
¥1,760
『USO うそ Vol.5』rn press 嘘をテーマにした文庫サイズの文芸誌『USO』です。 自由港書店さんに伺った際に、店主「旦悠輔 」さんに教えていただいてそこからゾッコンになってしまったのが、こちらの小さなアンソロジー。 なんとなく名前を知っている執筆者が一人はいるのではないでしょうか? 写真、エッセイ、小説、漫画など、内容は飽きることがない段取りになっており、本当に素晴らしいです。 是非、手に取ってみて、バッグに忍ばせて、カフェにでもお出かけするのはいかがでしょうか? ---版元より--- あなたは良い人ですか、悪い人ですか。 あなたは何を信じて生きていますか。 わたしに<あなた>のことを教えてくれませんか。 今回の特集は「悪」です。 引き続き「あなたがついてきた嘘を教えてください」というお題にも9名の方にご執筆いただきました。 嘘の奥には本当が詰まっています。 年に一度の文芸誌USO、今年で5号目。 ぜひお楽しみください。 今回の書き手のみなさんはこちら。 #宇治田峻 @lackofgumption #岡藤真依 @okafujimai #今日マチ子 @kyomachiko #栗栖丈璽 @joji_kurisu #ゴトーヒナコ @hinakogoto #小橋陽介 @yosuke_kobashi #少年アヤ @shonenaya_pi #新津保建秀 @kenshu_shintsubo #菅原匠子 @kyokusen_8 #武邑光裕 #旦悠輔 @jiyukohshoten #年吉聡太 @sota_toshi #中野泰輔 @taisuke_nkano #西島大介 @djmahoutsukai_simasima #野口理恵 @rn_press #矢代真也 @yashironi_official #山川うみ #山本ぽてと @yamamotopotato #若林恵 @blkswn.01 デザイン:藤田裕美
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【特典ステッカー付き】【アンソロジー】USO うそ Vol.4
¥1,650
『USO うそ Vol.4』rn press 嘘をテーマにした文庫サイズの文芸誌『USO』です。 自由港書店さんに伺った際に、店主「旦悠輔 」さんに教えていただいてそこからゾッコンになってしまったのが、こちらの小さなアンソロジー。 なんとなく名前を知っている執筆者が一人はいるのではないでしょうか? 写真、エッセイ、小説、漫画など、内容は飽きることがない段取りになっており、本当に素晴らしいです。 是非、手に取ってみて、バッグに忍ばせて、カフェにでもお出かけするのはいかがでしょうか? ---版元より--- 「USO」シリーズ第4弾! シリーズ最厚・大ボリュームでお届けします。 「あなたの嘘を教えてください」をテーマに、漫画家、文筆家などさまざまな人がとっておきの嘘を書き下ろします。 今回の特集は「YES・イエス ・肯定」。自己肯定感と嘘についてご執筆いただいています。 目次ーーーーーーーーーーーーーーーー <特集:YES・イエス・肯定> 『今日も吉祥寺のルノアールで』野口理恵 『あめん』若林 恵 『きのうの私は「はい」と言った』石山さやか 『夜の散歩』今日マチ子 『ビールもう一本!』辻山良雄 『すべてがウソになる』年吉聡太 『それが答えだ』岡藤真依 『メガネと金髪と京都』矢代真也 『わたくしがYES』少年アヤ <USO・うそ・嘘> 『ストーリーテラー』佐久間裕美子 『ささやかな復讐』DJまほうつかい(西島大介) 『じいちゃんの死』早坂大輔 『再会する時間』大横山飴 『私と嘘』旦 悠輔 特別寄稿 西川勇大 特別寄稿 妹尾龍都 特別寄稿 nene 前書きーーーーーーーーーーーーーーーー USO うそ 嘘 「あなたの嘘を教えてください」 このテーマで二〇一九年にはじめたこの本には たくさんの嘘が載っています。 心の奥にしまいこんだ気持ちを引っ張り出して文章にすると、 抱えてきたものがいつの間にか一人歩きをして、 今度は知らない誰かの気持ちを引っ張り出します。 そんなことの連続で四号目までやってきました。 お気づきだと思いますが、「嘘を教えてください」というのは嘘で 「本当のあなたを教えてください」というのが本当です。 あなたはどんな気持ちで嘘をつくのですか。 嘘をついてしまったあなたはどんな気持ちになりますか。 深く後悔しますか。 それとも、してやったり、ですか。 あなたはどんな人なのですか。 私はあなたのことが知りたいです。 あなたがどんな人なのか、ものすごく知りたいです。上っ面で笑い合うのではなくて、 空虚なSNSで友達申請をするのではなくて、 あなたの心の中にある柔らかい部分に触れたいのです。 どんなことで笑いますか。 どんなことが悲しいですか。 どんなことで傷つき、 どんなことで幸せな気持ちになりますか。 私はむきだしのあなたが知りたいのです。 だからあなたの嘘を私に教えてくれませんか。 特集YESよりーーーーーーーーーーーーーーーー 「愛してる?」と聞かれたときにどうしても口ごもってしまったりします。「YES」ということばがどうしてもうまく出てこないのです。「YES」ということばがとてつもなく危険なことばに思えて、怖さが喉の奥からせりあがってきて、口がからからに乾いてしまいます。そのときあなたは必死でガードを固めようとしているに違いありません。なんとか自分を手放さずに済むよう、自分というものに必死にそれにしがみついているのです。 自分というものの一体何がそんなに大事なのか、と頭で考えることは簡単です。けれども、いざそれを手放せと言われたら、やはり、どうしたって、怖気づいてしまいます。そういう自分がダサいなと思ったりもします。そう思いながらも、「YES」ということばが、いつまで経っても怖いままなのです。(若林恵「あめん」より)
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【特典ステッカー付き】【アンソロジー】USO うそ Vol.3
¥1,430
『USO うそ Vol.3』rn press 嘘をテーマにした文庫サイズの文芸誌『USO』です。 自由港書店さんに伺った際に、店主「旦悠輔 」さんに教えていただいてそこからゾッコンになってしまったのが、こちらの小さなアンソロジー。 なんとなく名前を知っている執筆者が一人はいるのではないでしょうか? 写真、エッセイ、小説、漫画など、内容は飽きることがない段取りになっており、本当に素晴らしいです。 是非、手に取ってみて、バッグに忍ばせて、カフェにでもお出かけするのはいかがでしょうか? ---版元より--- あなたの嘘をひとつだけ教えてくださいーー。 文庫サイズの小さな文芸誌『USO』の3号目。 特集は「SAY・声」 漫画家、批評家、民俗学者、農家、編集者といったさまざまな執筆陣が、小説、エッセイ、詩を書き下ろし。「嘘」というテーマに加え、今回は「声」についての作品も掲載します。 執筆陣 石山さやか、磯上竜也、岡藤真依、エレナ・トゥタッチコワ、加瀬 透、鎌田裕樹、今日マチ子、スケラッコ、辻山良雄、年吉聡太、野口理恵、畑中章宏、ベンジャミン・クリッツァー、矢代真也、若林 恵 目次: 『パルマコン・パレルゴン』加瀬 透 『Nのお葬式』野口理恵 『声の発見』若林 恵 『ぼくはまだぼくのままだった』辻山良雄 『不惑の性』岡藤真依 『タマや』年吉聡太 『合流』エレナ・トゥタッチコワ 『謝罪と母と記憶と嘘』矢代真也 『民俗学者は嘘をつく』畑中章宏 『クラゲ』今日マチ子 『ウソと「めんどくささ」と道徳』ベンジャミン・クリッツァー 『波風を立てる/塗り込める』石山さやか 『嘘についての私辞典・手記』鎌田裕樹 『しょうゆさしのうそまじり日記』スケラッコ 『八月・嘘・日記』磯上竜也 特別寄稿:まろりぬ 【right now bookstand オンライン特典:ステッカー付き】
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【特典ステッカー付き】【アンソロジー】USO うそ Vol.2
¥1,320
『USO うそ Vol.2』rn press 嘘をテーマにした文庫サイズの文芸誌『USO』です。 自由港書店さんに伺った際に、店主「旦悠輔 」さんに教えていただいてそこからゾッコンになってしまったのが、こちらの小さなアンソロジー。 なんとなく名前を知っている執筆者が一人はいるのではないでしょうか? 写真、エッセイ、小説、漫画など、内容は飽きることがない段取りになっており、本当に素晴らしいです。 是非、手に取ってみて、バッグに忍ばせて、カフェにでもお出かけするのはいかがでしょうか? ---版元より--- rn press『USO 2』 極めて私的な文芸誌『USO うそ』、好評につき第2弾発売! あなたが抱えている、 哀しくて、みっともなくて 。可笑しな嘘を ひとつだけ教えてくれませんか。 執筆陣: エッセイ: いとうひでみ 北尾修一 木下龍也 今日マチ子 小谷知也 年吉聡太 矢代真也 若林恵 小説: 辻山良雄 野口理恵 漫画: 安永知澄 岡藤真依 北村みなみ 写真: 濵本 奏 文庫判 縦148mm 横105mm 厚さ14mm 224ページ 並製 定価 1,200円+税 ISBN978-4-910422-00-8 CコードC0095 書店発売日2020年11月17日
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【特典ステッカー付き】【アンソロジー】USO うそ Vol.1
¥1,100
『USO うそ Vol.1』rn press 嘘をテーマにした文庫サイズの文芸誌『USO』です。 自由港書店さんに伺った際に、店主「旦悠輔 」さんに教えていただいてそこからゾッコンになってしまったのが、こちらの小さなアンソロジー。 なんとなく名前を知っている執筆者が一人はいるのではないでしょうか? 写真、エッセイ、小説、漫画など、内容は飽きることがない段取りになっており、本当に素晴らしいです。 是非、手に取ってみて、バッグに忍ばせて、カフェにでもお出かけするのはいかがでしょうか? ---版元より--- rn press『USO うそ』 あなたが抱えている 哀しくて みっともなくて 可笑しな嘘を ひとつだけ教えてくれませんか。 極めて私的な文芸誌、創刊! 「うそ USO」 エッセイ 北尾修一 武田 俊 年吉聡太 新見 直 野口理恵 矢代真也 詩 エレナ・トゥタッチコワ 漫画 岡藤真依 佐々木充彦 安永知澄 写真 上田 龍 文庫サイズ・176ページ・並製
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【読書エッセイ】じたばたするもの
¥1,980
SOLD OUT
『じたばたするもの』大阿久佳乃 ちょうど須磨海浜公園にある自由港書店さんから帰る列車の中でこの本を読みました。いわゆる読んだ本に関する読書エッセイなのだが、このレベルの面白い読書エッセイは他にあまりない。つまり面白いということ。装丁からしてもう面白いのがジワジワくるがそれは合っており、つまり大正解だと認識できると思います。 この本を読みながら、この本で紹介されている本を買い漁るという無限ループをお楽しみください。 ---版元より--- 著者 大阿久佳乃 発行 サウダージ・ブックス 定価 1800円+税 176ページ 46判変形 ペーパーバック 装丁 納谷衣美 初版発行日 2023年3月21日 紹介文 《私の好きな小説の主人公に共通しているのは欺瞞やごまかし、半端な妥協に溢れているにもかかわらず平気な顔をして回り続ける世界への苛立ちを持っていることだ。苛立つのはそれが変わるのをどこかであきらめきれていないからだ。そしてこの間違った回り方をしている世界に馴染むまいとし、じたばたする》 ——本書より ソール・ベロー、スタインベックから、トニ・モリスン、アドリエンヌ・リッチまで。現代作家の小説や詩から、北米先住民の口承文学まで。J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の主人公ホールデンに自分を重ねる大学生で文筆家の著者が、アメリカ文学や海外文学を読みながら、《生活すること・生きること・感じること》について綴った18編のエッセイを収録。 各エッセイの末尾には、読書案内として、本書で紹介したアメリカ文学・海外文学などの本の情報を掲載しています。 目次 はじめに 情けない人々 ——ソール・ベロー『この日をつかめ』 鮮やかな乾き ——スタインベック『赤い小馬』 私たちの引っ越し ——リンドグレーン『ロッタちゃんのひっこし』 帰る場所を求めて ——セアドー・レトキーの詩 ホールデン・コールフィールドに捧ぐ ——J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 最近読んだものの周りうろうろしつつ東京に一人暮らししてる友人に向けて ——マーシャ・ノーマン『おやすみ、母さん』 他人という「気」 ——ウィリアム・サローヤン『人間喜劇』 離れる ——パヴェーゼ『月と篝火』 鏡 ——カーソン・マッカラーズ『結婚式のメンバー』 まだ消えていない炎のこと ——カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』 一人の中の多数の人間 ——マリオ・バルガス=リョサ『ケルト人の夢』 「もの」そのものへ ——W・C・ウィリアムズの詩 ぶらつく詩人 ——フランク・オハラの詩 孤独と優しさ ——エリザベス・ビショップの詩 それがこれです ——ガートルード・スタインの「自伝」 根を求める ——金関寿夫『アメリカ・インディアンの詩』 (私たちの)願いのこと ——トニ・モリスン『青い眼がほしい』 親愛なる私(たち)へ ——アドリエンヌ・リッチの詩 おわりに 著者紹介 大阿久佳乃(おおあく・よしの) 2000年、三重県鈴鹿市生まれ。文筆家。2017年より詩に関するフリーペーパー『詩ぃちゃん』(不定期)を発行。著書に『のどがかわいた』(岬書店)、月刊『パンの耳』1〜10号、『パイナップル・シューズ』1号など。