🧅ようこそいらっしゃいました。🧅
玉葱堂書店の久松です。
オンラインショップをメインにゆるく本屋さんをやっております。
主に扱っているのは、「自費出版などの日記やエッセイ、旅本、書店本、スケボー写真集」などです。
玉葱堂で日記本を売りたい方、是非サイト上部の CONTACT からご連絡ください。
本の概要を把握させていただいた上で、基本6掛けで買取を条件とさせてください。
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【再入荷】【エッセイ・短歌】なんでそんなこと急に言うん?
¥1,320
『なんでそんなこと急に言うん?』奥村真帆 各エッセイに添えられた短歌は、エピソードの情景や感情を凝縮した形で表現しており、エッセイと短歌が相互に補完し合う構成となっています。これにより、読者は物語と詩の両方を楽しむことができ、奥村さんの多彩な表現力を堪能できます。 装丁含めとても素敵な一冊です。 なんだかフルーツパフェが食べたくなってきました。 ---版元より--- 一度しゃべりはじめると止まらない著者がいろんな記憶をあれこれ語るレトロかわいいエッセイ&短歌集です。書き下ろしエッセイ25篇と各エピソードに関連する短歌84首を収めました。 幼い頃の思い出、好きなもの、きらいなもの、得意なこと、苦手なこと、うれしかったこと、楽しかったこと、切なかったこと、出会った人々や風景、ままならないけれどたまに面白い気もする日常、なんでこうなったんやと自分でもよくわからない人生……。 話したくてうずうずしていた大切な思い出や笑い話を詰め込んだ一冊です。 <基本情報> 本の大きさ:A6(文庫本) ページ数:242頁 金額:1,200円(税抜) 著・装画・挿絵:奥村 真帆 デザイン:はちみつちひろ(小月デザイン) <目次> なんでそんなこと急に言うん?(まえがき)/ミルク色の電車/渚ちゃん/しの先生/夢の国/クリスマス/沈黙のパフェ/蜃気楼のような人たち/防災センター/ダメダメ東大生/二十二年/地獄のホテルバイト/マブダチ/褒め言葉/ヒーロー/推しからのメール/宝くじ/図書館にいる人/急がなくていいですよ/真夏の少年/インタビュー/のど自慢/羽のある子ども/新札事件/深夜一時の猫/路面電車のような人だね(あとがき) <著者情報> 奥村 真帆 富山県富山市出身、沖縄県那覇市在住。執筆・編集を軸にフリーで活動中。SNSでは文章や短歌、絵を発表している。好きな食べ物は甘味とカレー、好きな乗り物は路面電車と飛行機とモノレール。 プロフィール/SNSまとめ:https://lit.link/okumaho
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【再入荷】【喫茶店エッセイ】水曜日のモーニング
¥1,200
『水曜日のモーニング 』umino 第5回「日記祭」で本書を購入させていただき、とても興味深く拝読しました。 エッセイと写真と一言のバランスも良く、読みやすい一冊です。 そして、恥ずかしながら私は、モーニングを食べる経験があまりなく、そのつまり喫茶店というところに行った頻度があまりにも少ないのです。 コーヒー屋さんには行きますが、喫茶店への頻度が低く、ましてやモーニングを食べるという経験が不足していたため、想像を膨らませながら、著者の想いを体感しました。 この本を持って、水曜日のモーニングに出かけてみるのはいかがでしょうか? 12/8(日) 第5回「日記祭」 開催|BONUS TRACK NEWS - https://note.com/bonustrack_skz/n/neb0deb57b4ba 本書より引用。 --- 社会人一年目の夏に、通っていた喫茶店があった。職場で起こった理不尽な出来事を思い出しながら、暗い気持ちでバス停から少し離れたその喫茶店へ、日傘をさし、汗をかきながら向かっていた。しばらく前に閉店したのだけど、ブックマークのお気に入りから外せずにいて、ふと思い出すたびに開いてみては、閉店のお知らせを最後にしたニュース欄を眺める、という日々を過ごしていたのだけど、今年の夏がくる前に、営業再開のお知らせがあり、さらに、私が住んでいる地域の近くに移転されるという話だった。 私はここで、休日の水曜日にモーニングに来て、その日その時に感じたことや、考えたことを記録をすることにした。そうすることで、断片的な自分の存在が、少しは確かなものになっていくかもしれない。 未だに会社のトイレで泣いたりしてしまうのだけど、私はトイレから出て、何もなかったみたいにまた日常に戻ってゆく。 ---
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【再入荷】【旅日記】44歳、目的のないイスタンブール一人旅の日記
¥990
『44歳、目的のないイスタンブール一人旅の日記』花田菜々子 蟹ブックスの店主・花田菜々子さんの、イスタンブール7日間一人旅の日記本です。 ギリギリな行動にヒヤヒヤしたり、困っているときに人に奢ってもらったり、大事なものを無くしたり、初見殺しのようなハプニングもあり、でもたった一匹の猫に癒されたりと、海外一人旅の面白さ全開で攻めてくれます。 個人的にも、早くこういう本を書きたいなと思っています。 改めて、海外日記の面白さを体感させてくれた一冊です。 是非、花田さんの追体験をしてみてはいかがでしょうか? ---版元より--- 蟹ブックス店主・花田の個人的な旅の日記をZINEにまとめました。 特に感動とかはないと思いますが、旅してるときの自由な空気を感じてもらえるかも。 文庫本サイズ。64ページ。
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【再入荷】【旅エッセイ】星を掬う
¥800
『星を掬う』岩崎 陽子 旅、ブックマンション、出会い、そして山・山荘。 本書も旅の話や、美しい写真のエッセイです。 Living, Traveling notes vol.1 と vol.2 と続いて、本書が3作目になります。 星を掬う(すくう)という素敵な言葉を私も人生で使ってみたいです。つまり星が掬えるほどの星空を見てみたいということです。 是非、旅のお供にいかがでしょうか? 本書より引用。 夜二十三時。喪付けず、山荘から外へ出る。山荘のテラスに人はいない。テント場の明かりもほぼ消え、辺りは静かだ。こんな時間に一人で外にいると、地球にたった一人取り残されたような感覚になる。 山の線の上に星が見えた。目が暗闇に慣れてくると、星は空を埋め尽くすように増えていった。 星を眺めていると、今を生きる人、この世を去った人、これから生まれてくる人も、皆同じ場所にいるような気がした。不思議な安堵感と懐かしい気持ちが湧く。 二〇二四年三月二三日 第一 二〇二四年八月十一日 第二刷 著者 岩崎陽子 発行・印刷・製本 株式会社 羽車 ブック・デザイン 柳則充 写真 岩崎陽子、yuki
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【エッセイ】とらうまとむきあう
¥1,000
『とらうまとむきあう』青木聖奈 一気読みさせられたエッセイでした。 誰もが持っているであろう、ある種の辛い仕事での体験について向き合われて書かれた文章たちは、振り返るにしては辛い部分が多いですが、でも一つのストーリーとして読ませる何かがありました。 文章自体もかなり読みやすく、起承転結があり、ドキドキハラハラし、Mさんはどうなるんだろう。Aさんのその後は?など、登場人物にもフォーカスしてしまいました。 人生の中である種"喰らってしまった"時の奮闘・体験記です。 このようなストーリーが人間の数分あるんだろうな、と思いながら拝読しました。 著者。 ROARS(@ROARS_1984)さん / X - https://x.com/ROARS_1984 ROARS (@roars_1984) - https://www.instagram.com/roars_1984/ 本書より引用。 --- とんかつ ある日の昼、Aにランチに誘われた。Mと三人でとんかつでも食べに行こうというので、最非と嘘をついてオフィスを出た。Mは何故だかあまり元気がなさそうだった。 その時になると、Aの動向を読まないと自由にランチに出られない状況になっていた。今日はAがランチに誘ってくるのかどうか、それともAは勝手にランチに行ってしまうのか。Aの動向を確認してからランチに出るので、自分の予定は立てられない。 どこで道を違えたのだろう どこでこんなに道を違えたのだろう、と俯いた。 ジャケットが三十万、デニムが十万、中に着ているTシャツが五万、ブーツが十五万。社員割引を利用して買っているとはいえ、二十七歳の女性が着こなすには高すぎる装備で、実際の私はその洋服に見合わない生活を送り続けていた。 外側の鎧だけが立派に見えて、突けば魔い生き物だった。 どんなに美しくて高級な服も、私のことを守れないと思った。 --- ---版元より--- とらうまとむきあう 著者 青木聖奈 印刷・製本 ちょ古っ都製本工房 発行日 2024年12月24日 B6 124ページ 前職にてパワハラを受けていた時の体験記。 トラウマと向き合った今、思うこと。 2025年の新刊。
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【サイン本】【栞付き】【日記本・旅行記】モチベーション
¥1,760
『モチベーション』蟹の親子 蟹の親子さんの新刊です。 圧倒的ボリュームで、阿久津隆さんの「読書の日記」を彷彿とさせます。 個人的には、旅行記の中の機内での出来事の描写がとても好きです。私も国内線・国際線と乗りますが、結構機内にいる人を観察してしまうので、とても楽しく拝読しました。 安定の日記本といった面白さがそこにありました。 本書より引用。 --- 「クレメンティまで戻り、Aさんの家までバスに乗る。バスは「次はどこどこ」という案内を一切出さない。運転手のアナウンスも、車内表示もなかった。自分の降りる停留所が近づいてきたら、「おりますボタン」を押す。眠ったりよそ見をしたりしていたら降りそびれそうだ。けれど、窓の外に目を凝らし、見覚えのあるイルミネーションの前を通過すると次だ、ということが、私にも分かるようになっていた。間違えずに降りて、団地の敷地に入った。屋根のついた道を歩いた。 昨日、椅子や机を出していたのは、やはりお葬式の準備だった。参列者が集まっていた。故人の写真の縁には、白いお花の飾りがついていた。写真の下に「××××〜2024」と書いてある。年が変わって早々に亡くなったことが分かった。 部屋に戻ってシャワーを浴び、ほとんど寝落ちするように、眠った。」(「シンガポール旅行記」) 「そういう時間が、旅行の至るところにある。あれはなんだったのだろう、と妙に引っかかるもの。数日もしたら忘れる。すでに忘れているものも、あるはずだった。旅行中は日記らしい日記を書かなかった。手元のメモに残しておくだけで、まとまりのある文章にはしなかった。あとで振り返ったらいい、と折り合いをつけた。べつに、日記を毎日、必ず残さないといけないことはない。忘れることを怖がらず、むしろ自然に忘れていく、その移ろいを感じることは、時間そのものを感じることと同じだった。これは好機だった。そこにあったものを、思い出しながら書くことができる。思い出したいものを呼び戻すように書ける。だって、あのぬるい気候と正体不明の香りはどうしたって、ここにない。私は思い出すのが好きなんだから、好きに思い出せばいい。」(「シンガポール旅行記」) 「棺のふたを開けて花を詰めていると、ようやく、葬式というものに参加しているのだと実感した。係の人が飾ってある花を切って、かごに集め出す時間が一番、お葬式という感じがする。参列者に「お布団をかぶせるようにお花を入れてください」と呼びかけていた。足元にはもみじ饅頭とランチパックを詰めた。上からまた、花をかぶせる。食べ物は見えなくなった。」(「二〇二四年八月」) 「十一時前に発車した高鐵はアヒル小屋やコスモスの咲く小さな庭が見える景色の中を猛スピードで走り、十三時前に次の拠点、南港駅に着いた。 車内では日記を整えて過ごしていた。相変わらず、こんなに大変ならもう日記を書かなくてもいいんじゃないかと、やめたくなる瞬間が訪れる。 けれどその波が過ぎると、この期間に感じたメランコリーな気分を乗りこなし、ただの記録だったものを記憶に結びつけ、そしてこれから胸を張って、あらゆることを忘れてもいい、と思えるようになる。」(「台灣旅行記(前編)」) --- 著者:蟹の親子 文筆家。記憶について日々考えている。著書に『脳のお休み』、『増補版 にき 日記ブームとはなんなのか』などがある。 東京・下北沢にある「日記屋 月日」ディレクターを担当。1991年生まれ、かに座。kanioya.com ---版元より--- 文筆家・蟹の親子の日記集vol.6。シンガポール、イギリス、台灣の旅行記を含む、2023年12月31日から2024年12月31日までの一年間の日記を収録しています。一生に一度あるかどうかの特別な時間の重なりも、いつかは忘れ、記憶からこぼれ落ちて行きますが、なぜ不完全であったとしても日々の記録を続けるのか、自身のモチベーションを探る一冊になりました。 サイズ:A6(文庫) ※別途、本体にミニ栞を封入します。 本文:560ページ 背幅:3cm 本体価格:1600円+税
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【写真日記本】やりたいことしかしたくない しらい弁当写真日記
¥1,300
『やりたいことしかしたくない しらい弁当写真日記』しらい弁当 * フリーペーパー付き Stories - https://cozy.books-tamanegido.shop/items/85051327 を彷彿とさせる、写真付き日記です。 Stories の時もそうでしたが、東京タワーや花の写真、もちろん食べ物もそうですが、哀愁がありとても素敵です。 人の葛藤は、日記の文章からも伝わってきますが、写真があることで、その写真をぼーっと眺めながら、アンビエントサウンドを私は聴いたり、楽しみ方の幅が広がります。 とても素敵な写真集としてもおすすめです。 是非、本書とともに、懐かしい場所に行ったりしませんか? 本書より引用。 --- 6月12日(水) 人事異動で東京タワーから離れることになった。最初はマイナスの印象だったけど、だんだんと「これでよかった」と思えてきた。成長もしたくないし、できないし。最前線でガツガツやることもできないし。 仕事は仕事。遊びは遊びぐらいがちょうどいい。新しい職場でもそれなりに頑張る気持ちはちゃんとある。 8月7日(水) オフィスは20階にあるので、稲妻が横から見えてる感じがする。映画みたい。残業したし雨だしビルの地下でなんでくことにする。働くのは外国の方、お客さんのおじさんが偉そうで恥ずかしい。お客さまは神様ではないんだよ。生ビール鶏皮生ビールフライドポテト。 --- 著者SNS しらい図書(@shiraiboooks) - https://www.instagram.com/shiraiboooks/ しらい弁当(@shiraibento)さん / X - https://x.com/shiraibento ---版元より--- ストーリーズとXで 毎日その日に撮った写真と短い日記を書いてます その2024年の分をダイジェストにしてまとめました 毎日の日記とは別に書く この短い日記は結構楽しくて 写真のフォルダを見ながら イチニチのどこかをひとつ切り出していく それだけでも 見返すと自分では その日のその時の気持ちが思い出せる 誰かのあの日にリンクできたらいいな B6 104ページ
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【入院日記】お尻手術日記 @hisasann
¥300
『お尻手術日記』@hisasann 玉葱堂書店店主の私が、"痔瘻"という結構重い痔の病気になり、いよいよその手術が迫り入院した時の日記になります。 特に何か面白いことが起こるわけではないのですが、私がどう人生初の手術を乗り越えたのかが日記として書かれています。 手術後の痛みで眠れない夜も、今となっては懐かしいです。 面白おかしい、手術日記です。 グロなどはありませんが、もちろん少し痛みの描写はあるので、その点が苦手な方はご遠慮ください。 とても薄い ZINE ですので、過度な期待はなさらぬようお願いいたします。 当店で扱っております素晴らしい本達とご一緒にもしよければ。 「痔瘻で苦労」|Hisamatsu Yoshiyuki - https://note.com/hisasann/n/n0ac996fe5b9a
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【ステッカー付】【狸写真集】日本道中信楽狸4
¥1,500
『日本道中信楽狸4』ぽんぽこたぬき道 ※ステッカー付 ZINE FEST TOKYO にて購入させていただいた本書は、日本各地の家の前やお店の前に確かに存在している狸の存在を私は完全に無視していました。 確かにいたというのは覚えているのですが、なぜか植木鉢があるかの如く特に気に留めていなかったのですが、こういうところに着眼するのは、とても勉強になるなと感心してしまいました。 そしてまた哀愁と言いますか、佇まいも素晴らしいものがあります。 可愛いステッカーも素敵です。 是非、本書を読んでから、滋賀県にあるたぬき村にでも行きませんか? --- 『日本道中信楽狸 ぽんぽこたぬき道』は、写真家・藤林彩名さんが日本各地で撮影した信楽焼の狸の置物を集めた写真ZINEです。 藤林さんは、Instagramアカウント「@ponpokotanukido」を通じて、全国の信楽狸の写真を紹介しています。また、彼女は「日本道中信楽狸道」展と題した写真展も開催し、日本各地に存在する多様な信楽狸の魅力を伝えています。 ぽんぽこたぬき道(@ponpokotanukido) • Instagram写真と動画 - https://www.instagram.com/ponpokotanukido/
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【旅日記】本屋巡りの旅はじめてみました
¥880
『本屋巡りの旅はじめてみました』武藤要 私も本屋さんを巡る旅を始めて2年ほど経ち、今となっては未来に開業するための参考として日本各地、はたまたいよいよ世界まで見に行くようになりました。 本書はスケジューリングや電車の話まで、臨場感ありで伝えてくれるため、この本を持って旅に出たくなります。 是非、私と同じ、ブックショップトラベラーになりませんか? --- 著者・武藤要さんが全国各地の本屋を訪れた体験を綴ったZINE(自主制作冊子)です。初版は2024年4月に発行され、同年9月には増補改訂版が刊行されました。増補改訂版では、誤字脱字の修正や一部加筆・修正、新たに3つの旅エピソードが追加され、全54ページにわたる内容となっています。 本書は、「独立書店」とは何か、本屋さんの探し方、本屋巡りのマイルール、旅で使うお金の話など、旅の準備や心構えについても触れています。また、著者が実際に訪れた地域ごとの旅日記が収録されており、中国四国編(岡山・広島・香川・愛媛)、九州編(熊本・鹿児島)、東北編(福島・宮城・岩手)、台湾編、小鳥書房編、北海道編、東海編(岐阜・愛知)など、多彩なエピソードが楽しめます。 武藤要さんは、花屋やディレクターとして活動しつつ、無店舗の花屋を運営し、本屋やカフェでのPOP UPイベントを企画しています。本書は、本屋を目的地とした旅の魅力を伝え、読者が新たな本屋との出会いや旅の参考になることを願って制作されました。 【2024/09 増補改訂版】「本屋巡りの旅」をテーマにZINEを制作しました|Kaname Buto - https://note.com/kbuto_mu/n/na6393ecbadfa 著者 武藤 要 / Kaname Buto - https://kbuto.work/ 1999年生まれ、新潟県魚沼市出身。長岡高専専攻科を修了後、アル株式会社に入社。複数サービスのディレクター・マーケティングを担当。退職後はフリーのディレクターとして独立し、Webメディアやラジオ番組の制作に携わる。2024年10月からユーラシア大陸横断の旅をスタート、2025年1月末に帰国。個人活動として無店舗花屋の運営や、ZINEの制作を行う。
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【再再再入荷】【日記本】さみしいものから順に整列
¥1,000
SOLD OUT
『さみしいものから順に整列』工藤結日子 読書、インスタライブ、映画、音楽、仕事、文学フリマ。 上下二段組で書かれた 2023.10.01〜2024.03.31 の半年間の日記本は、ただただ面白いです。 半年間で、どっしりとしたページ数と文量ですが、なぜかスラスラと読めてしまうのが不思議です。 ある種、三輪亮介さんの生活記録を彷彿とさせます。 あとがきも素晴らしく、これは紛れもなく面白い日記だなと感じさせてくれます。 個人的に好きな箇所の引用です。 「22月24日(日) 芥川賞候補作が掲載されている雑誌を求めて古本屋や紀伊國屋書店に行く。市内の図書館は軒並み貸出中だったから、きっとみんな同じことを考えているのだろう。書店にはバックナンパーは置いていなくて、古本屋にはそんなに新しい文薬誌を売る人はいない様子で、とにかく手には入らなかった。 どこに行っても人が多い。蟻みたいに多い。普段皆さんどこに隠れていたのってくらい多い。ここぞとばかりに大集結しすぎなのよ。分散しろ、分散。」 「さみしい」とはなんだったかな?と考えながら本書を読みました。 是非、カフェでコーヒーでも飲みながら、本書を読んではいかがでしょうか? ---版元より--- さみしいとさみしくないを行ったり来たりしている日記です
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【旅行記】あおにあいに
¥1,300
『あおにあいに』シクロ 文学フリマ東京39にて購入させていただいた本書は、シクロさんが小笠原諸島への旅行記を綴った旅行記です。 一人旅で小笠原諸島に旅すると、これほどまでに素敵な体験ができるのかと感心させられましたが、それはシクロさんのアグレッシブさがあってのことですね。 短期間の旅ですが、ググッと濃さがあり、ここにまだ行けていない自分は一体いつになったら行くのだろうと考えていました。 特に後半は、うるっと来てしまう感じもあり、これは間違いなく行かないといけませんね。 装丁も海を彷彿とさせる素敵な青い系が良さです。 本書からの引用。 --- Sさんからレイをかけてもらった。島を出る時にかけてもらったレイを船から投げて、レイが岸に戻ってきたら、また島に戻って来れるらしい。葉っぱで編まれたレイは滑らかで力強く、白い大きな花が可愛らしい。みんなで記念写真を撮った。レイがもっと映える色のシャツを着てれば良かったな。「船に乗ったら荷物を置いてからデッキの端っこの方に来て」とのこと。 Aさんのお母さん、Tさんと自分の3人は、島にいるみんなに手を振りながら、おがさわら丸に乗る。ベッドに荷物を置いて、レイと一緒に写真を撮った。デッキへ向かう。デッキの入り口にお母さんがいて、Tさんはもう場所を取ってくれていた。みんなまだ乗り場で待っていてくれていた。手を振る。さっき渡した ZINE をみんなで見ていた。「いってらっしゃいまたね」と書かれた大きな旗を持った人がいる。「さよなら」ではない。法被を着て太鼓を叩いてる人がいる。黄色い船から見送るからと言っていたみんなは乗り場からいなくなっている。 ---
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【フリーペーパー付き】【エッセイ】宇宙人の部屋
¥1,650
『宇宙人の部屋』 本書は小指さんが、自身の20代を中心とした17年間にわたるアルコール依存症のパートナーとの生活、そして自身の共依存とその回復の過程を綴ったエッセイです。 本書では、著者が恋愛関係にあった二人の男性、A氏とK氏との関係が描かれています。彼らは普段は穏やかで優しい性格でありながら、一旦アルコールを摂取すると制御不能な状態に陥る、いわゆるアルコール依存症者でした。著者自身も、彼らを支えようとする中で、次第に共依存の関係に陥っていきます。 物語は、彼らとの出会いから始まり、日常生活の中での困難や葛藤、そしてアルコール依存症や共依存についての理解を深めていく過程が詳細に描かれています。特に、依存症者を支える家族やパートナーが陥りがちな「イネイブリング(依存を助長させる行為)」についても触れられており、著者自身がその状況に気づき、改善しようと努力する姿が描かれています。 最終的に、著者と彼らは自助グループや専門家の支援を受けながら、依存症と向き合い、回復への道を歩み始めます。本書は、アルコール依存症や共依存に悩む人々にとって、共感や気づきを与える貴重な記録となっています。 また、著者は本書の執筆にあたり、多くの参考文献に助けられたと述べており、それらの書籍を紹介するフリーペーパーも作成しています。 今回はフリーペーパーも付いてきますので、是非そちらも楽しんでいただけたらと思います。 凄まじい乱気流を抜けた後の世界には私たちだけの安らぎがあった 小指(漫画家・随筆家) | DIARIES - https://crea.bunshun.jp/articles/-/46873?utm_source=chatgpt.com 著者 小林紗織 / 小指(@koyubii)さん / X - https://x.com/koyubii ---版元より--- 『宇宙人の部屋』 発行者 都築響一 編集 ROADSIDERS 価格 税込1650円 文庫本 320P 同人誌・宇宙人の食卓+"その後"の話。 全員で嗜癖の渦中から抜け出そうと生きた記録。 ------------ わたしが恋したひと、一緒に起きて寝て人生を共にしてきたふたりは宇宙人だった。空の上にある無限の暗闇ではなくて、酒瓶の底にある淀んだ宇宙の住人だった。素面だと道端の老犬のように静かに優しいのに、一滴のアルコールで彼らは制御不能な獣に変身した。そして20代のほとんどを獣の世話に明け暮れたわたしも、酒に依存する人間に依存しながら、状況を好転させるどころか彼らの人生をよけい悪化させているだけなことに、ある日気づいてしまった。 アーティスト“小指”がいま初めて綴る、傷だらけの日々の記録。生きることに不器用な、3つの魂がひとかたまりになって坂を転げ落ちていく先に底はあるだろうか。明るい陽の差す出口は見えるだろうか。 (都築響一) ------------
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【日記本】奇跡のような平凡な一日 2
¥1,320
『奇跡のような平凡な一日 2』小指 小指さんが自身の日記とエッセイをまとめた作品集の第2巻です。 本作には、過去の日記に加えて、エッセイ「学校の犬」が収録されています。 Part 1はこちらです。 【日記本】奇跡のような平凡な一日 | 玉葱堂書店 - https://cozy.books-tamanegido.shop/items/98697802 文庫サイズ 116p 著者 小林紗織 / 小指(@koyubii)さん / X - https://x.com/koyubii 本書から引用。 --- ある日、飼育小屋に新メンバーが現れた。 近所の園芸店で七百円で購入した、ヒヨコだった。飼育委員の予算で購入したのだ。小屋の空きがなかったので、若々しくて比較的協調性のある「ミルキー」という白ウサギと相部屋にして、世話をすることになった。 このヒヨコが来てから、これまで小屋に近寄りもしなかった飼育委員たちが「可愛い」と出戻りを始めた。特に同じ学年の男がよく可愛がり、「ピーちゃん」なんて名前をつけて世話をしていた。ピーピー鳴くので「ピーちゃん」だ。 ---
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【日記本】奇跡のような平凡な一日
¥1,210
『奇跡のような平凡な一日』小指 本書は小指さんが2022年6月27日から2024年3月29日までの日々を綴った日記をまとめた自主制作本です。 この作品では、元彼A氏や夫となったK氏、そしてアルコール依存症の人々との関わりを通じて、自身の共依存や回復の過程が描かれています。日常の出来事や人間関係を赤裸々に綴ることで、読者に共感や気づきを与える内容となっています。また、2023年12月16日に青山ブックセンター本店で開催されたトークイベントの日のことも描かれています。 文庫サイズ 92P 著者 小林紗織 / 小指(@koyubii)さん / X - https://x.com/koyubii 本書から引用。 --- 2023 12 16 都築響一さん+A+私で青山ブックセンターでトーク。Aもトークで開眼、中島らもを彷彿とするゆっくりとした喋り方で(酒をやめた後、何故かこうなった)会場の笑いをかっさらっていた。 Aはご気嫌で自ら本の購入者にサインもし、会場で自分のCDやカセットテープを売りさばいていた。トーク前、「現金収入がないし、これから何の仕事なら自分はできるのか考えるだけで不安だよ」と言っていたから、小遣い稼ぎもできて良かった。 会場には、アニメーション作家の冠木佐和子ちゃんも来てくれた。彼女もAの人生の生き証人のうちの一人だ。みんなで一緒に帰ることになった。 ---
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【エッセイ漫画】人生
¥1,650
『人生』小指 本書は、漫画家・随筆家の小指さんが2022年8月に発表した作品集です。本作には、以下の作品が収録されています。 「よこはま2002」 「引越し」 「ほら穴」 「せっかちSさん」 「新宿区立総合天然宙屯地」全5回 特に「新宿区立総合天然宙屯地」では、作者が新宿の木造一軒家に住んでいた頃、埴輪を作りながらひとり暮らす老人、通称「埴輪じいさん」との同居生活が描かれています。 この作品は、都会の片隅で出会った個性的な人々との交流や、作者自身の経験をユーモラスかつ繊細なタッチで綴ったエッセイ漫画です。小指さんの独特な視点と表現が光る一冊となっています。 表紙のイラストは特に素晴らしく、拡大して部屋に飾りたいと感じさせます。 こちらの本と合わせてご覧になるのは、いかがでしょうか? 【コミック】夢の本 | 玉葱堂書店 - https://cozy.books-tamanegido.shop/items/98697076 著者 小林紗織 / 小指(@koyubii)さん / X - https://x.com/koyubii 生きてきた時間、わたしだけの表現。小林紗織/小指インタビュー | FREENANCE MAG - https://freenance.net/media/interview/22891/?utm_source=chatgpt.com A5 128ページ タイトルは金インクの箔押です。
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【コミック】夢の本
¥1,650
『夢の本』小指 漫画家・イラストレーターの小指さんが、2007年から2017年の10年間に自身が見た夢をテーマに、漫画、イラスト、テキストをまとめた作品集です。 夢の内容は、SF感が楽しめるものであり、巻末には夢を覚える方法や記録法のレクチャーも掲載されています。 この本は、夢という極めて個人的な体験を創作物として昇華させた一冊であり、ふわふわとした夢の世界へのいざないの雰囲気がとても面白いです。 また手書きで書かれているメモが、起床してすぐにメモをした感じがあり、良さがあります。 ついついスマートフォンにメモしてしまいますが、手書きはやはり情景が色濃く出て良いですね。 118p A5 著者 小林紗織 / 小指(@koyubii)さん / X - https://x.com/koyubii
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【日記本】生活記録 - 三輪亮介
¥1,600
『生活記録』三輪亮介 『生活記録』は、三輪亮介さんが2015年から2019年にかけての日常生活とポップカルチャーに関する出来事を綴った日記集です。 本書は、これまでに制作された1冊目『やがてぬるい季節は』と2冊目『日々はすべて穏やかな一日に』を合本し、再編集したものです。 B6判、312ページのリトルプレスとして刊行されており、表紙イラストとデザインはイラストレーターの三好愛さんが手掛けています。 内容は、著者が東京での生活の中で触れたお笑い、アイドル、映画、ラジオ、音楽、ドラマ、アニメ、小説、詩、短歌、漫画などのポップカルチャーと、仕事や日常生活の記録が中心となっています。 言わずもがな、とても人気のある日記本です。 私自身も、この日記本に感化され、今も日記を書き続けています。 演劇を見に行ったり、ふらっと尾道にある夜中しかやっていない古本屋さんに出かけたり、 Netflix で映画を見たり、フルーツサンドを買いに行ったり、就職して挫折を経験したり。 三輪亮介さんの5年分の日記には、当たり前かもですが5回分のクリスマスがあったり大晦日があります。そこだけピックアップして読んでみても、1年という月日をとても感じます。 間違いなくの名作だと思います。 是非、三輪亮介さんの5年間の記録に触れてみませんか? また、 【日記本】誕生日の日記 | 玉葱堂書店 - https://cozy.books-tamanegido.shop/items/88380517 こちらの日記本でも日記を書かれています。 本書より引用。 火曜日。 朝、3時半に起きた。旅行の支度をし、4時50分の始発で出発。一旦、東京駅へ出てから東海道本線で西を目指す。何度も乗り換えを繰り返す。名古屋、京都、大阪、神戸、姫路、倉敷などの観光地はすべて無視し、14時間ほどかけて広島県の三原市にたどり着く。これまで何度も18きっぷで旅行をしてきたが、最長の乗車時間だった。三原は尾道と2駅離れてる。本当は尾道に泊まりたかったのだが宿が見つからず三原にしたのだ。19時前に着き、ちょうど夕食の時間だったため、三原の名物だというタコを食べに行った。港のすぐ近くにある「蔵」という地元の日本料理屋へ。大きなタコの看板が設置されていて、タコ食べれます!というアピールがすごい。タコだらけのちょっとしたコースを注文した。 著者 ミワ(@Not_sanrinsya2)さん / X - https://x.com/Not_sanrinsya2 ブログ 記録 - https://miwa0524.hatenablog.com/ 表紙イラスト 三好愛 - https://www.instagram.com/ai_miyoshi/p/CQyNwr9jsnt/?img_index=1 B6判
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【旅エッセイ】Living, Traveling notes vol.2
¥800
『Living, Traveling notes vol.2』岩崎 陽子 海外の旅や山について綴ったエッセイです。 若菜晃子さんの「旅の彼方」を彷彿とさせるような文章で、一気に読んでしまいました。 写真も素敵で、いい旅にはいい写真が撮れるものだなと感じました。 本書をめくるとこう書いてありました。 「旅をするように、暮らす。暮らすように、旅をする。 はじめて訪れる地は心細い。慣れ親しんだ日常とは違う空気が流れているからだ。それが海外であれば尚更だ。言葉や文化も違い、戸惑いは小さくはない。しかし、その土地の空気を吸い、食べ物を口にし、人と言葉を交わすうちに違和感は親近感へ変わっていく。 自分の体がゆっくりとその地に慣れ、繋がりを持ち始める。その瞬間がたまらなく好きだ。そして、その地の多くの風景を背負う時、旅と暮らしの境界は曖昧になっていくのかもしれない。 このZINEは旅先で、日々の暮らしの中で、聴こえた音-notes-を言葉と写真で綴った。」 最近の私のテーマの「移動する」に近いお話でとても好きな文章です。 是非、この本を片手に旅について誰かとシェアしませんか? 以下本書から引用。 三度目のヴェネツィアは子供の看病から始まった。 成田を出発後、香港を経由しミラノに到着。その後休む間もなくバスと電車を乗り継ぎ、ヴェネツィアへ移動。宿はAirbnbでアパルトマンを事前予約していた。料理ができるキッチンにランドリーなど充実した設備。窓からは隣家のカラフルな洗濯物が干され、バルコニーにはリラックスチェアと植木鉢が所狭しと並んでいるのが見える。ホテルと違い、我が家に帰ってきたような落ち着きがあり、家族三人で興奮した。 ふと息子を見ると、顔が赤い。おそるおそる額に手を当てると、明らかに熱があった。測ると三十八・五度。成田を発ち、二十四時間余。「ようやく横になれる」と思った私の願いはすぐに消えた。
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【旅エッセイ】Living, Traveling notes vol.1
¥800
『Living, Traveling notes vol.1』岩崎 陽子 日本国内の旅やブックマンションについて綴ったエッセイです。 若菜晃子さんの「旅の彼方」を彷彿とさせるような文章で、一気に読んでしまいました。 写真も素敵で、いい旅にはいい写真が撮れるものだなと感じました。 本書の末尾にこう書いてありました。 Gramma said when you come on something good, first thing to do is share it with whoever you can find; that way, the good spreads out where no telling it will go. Which is right. — Forrest Carter, "The Education of Little Tree" 「良いことを見つけたらまず誰かと共有しよう。そうすれば、その良いものがどんどん広がって思いがけないところまで届く」 是非、この本を片手に良いところを誰かとシェアしませんか? 本書より引用。 北海道・羅臼に「鶯の宿」という民宿がある。ここは驚が出るわけではなく、民宿前の川にシマフクロウが現れる。 シマフクロウは、日本では知床半島一帯に百羽程しかいない絶滅危惧種だ。体長約七十センチメートル、翼は全長一八〇センチメートル、体重四キロ前後、世界最大クラスのフクロウだ。主食はフクロウにしては珍しく魚であるため、「FishOwl」とも呼ばれる。 私は鳥に詳しくはないが、フクロウがとても好きだ。ガイドブックの羅日のページを見ると、非常に小さくだが紹介されている。知床を訪れる人が行くメジャーなスポットではないのだろう。 が、何か心惹かれるものがあり、宿に健話をした。 「ああ、大丈夫ですよ~。部屋空いているよ。フクロウでしょ?最近離が産まれてね、毎晩餌 を取りに来ているよ」 のどかなおじちゃんが出た。民宿というより、遠くに住む親戚の家に篭話をしたかのような親しみを覚えた。 岩崎 陽子(@tanabota_books) • Instagram写真と動画 - https://www.instagram.com/tanabota_books
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【日記本】もっとも小さい日の出
¥1,430
『もっとも小さい日の出』柴沼千晴 『もっとも小さい日の出』は、エッセイスト・柴沼千晴さんの日記集で、2024年12月8日に開催された第5回日記祭で初めて販売されました。 本書には、2024年1月1日から11月2日までの日記と、日記を書くことに関する散文が収められています。 柴沼さんは、個人が個人であることやその関係性について考察し、日記を通じて生活を見つめ直す試みを行っています。 本書は、日常の喜びや寂しさ、日記を書くことの意義など、彼女の深い思索が綴られた一冊となっています。 また、 【日記本】誕生日の日記 | 玉葱堂書店 - https://cozy.books-tamanegido.shop/items/88380517 こちらの日記本でも日記を書かれています。 装丁はとにかく美しく、紙質からも日常を感じられます。 是非、お手元に置いて、コーヒーのお供にはいかがでしょうか? 著者 sbnm(@chiharushiba_)さん / X - https://x.com/chiharushiba_ 本書より引用。 わたしの部屋には本棚がない。だから床に本がはだかのまま積み上がって、それが部屋の一角を埋め尽くして、たまに雪崩を起こす。雪崩が起きると、それまで見えていなかった本の表がこちらに差し出される。そうして存在を思い出した本を拾い上げて、何かを思い出したように読み返す。そうやって思い出したから、いまわたしのベッドの上には、歌集と、句集と、詩集が一冊ずつ転がっている。2冊は黄色が目につく装丁で、一冊は白地に淡いピンク色の文字が浮かび上がっている。そこに朝のひかりが当たる様子を、いま、わたしはダイニングテーブルの椅子に座って見ている。 ---版元より--- はす向かいにて - https://chiharushiba08.hatenablog.com/?utm_source=chatgpt.com リトルプレス/四六判変形/196ページ 税込1,430円 2024年12月8日 第一刷発行 ブックデザイン:Cat佐藤翔子 印刷・製本:株式会社イニュニック
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【エッセイ】ドロップぽろぽろ
¥1,430
『ドロップぽろぽろ』中前結花 中前結花さんのエッセイ集『ドロップぽろぽろ』は、彼女の初の私家版エッセイ集として2024年12月1日に発売されました。 ぽろぽろと涙が出てくる話ですが、そんな時もあったよな、あるいは今がそうだよな、という話がたくさんあり、とても深くソファに沈み込ませてくれるストーリーです。 本書では、過去の作品に大胆に加筆した5編と、新たに書き下ろした6編を収めています。 本書を持って、寝る前にでもぽろぽろとしてみませんか? 本書より引用。 そして夫がコツコツと大会に向けて走り込むように、わたしはわたしで今年のはじめからコツコツと続けていることがあった。それは「徳を積む」こと。 おまじないの一種と侮ることなかれ。席を譲ったり、ドアを押さえたり、コミを拾ったり、落とし物を届けたり…・・・・。そうこうしているうちに、見事にわたしは夢を叶えた。宇多田ヒカルのライブのチケットを手に入れたのだ。 --- そういえば、SMAPの「たいせつ』という曲はおもしろいことを言っていて、その歌詞のこともよく思い出していた。渋滞で進まない車の中で、なぜか彼女が楽しそうだ、という描写がある。聞けば、その彼女はこう言うのだ。 「ささやかでもそれぞれに暮らしなのね」(SMAP『たいせつ』より) ---版元より--- 初の単著『好きよ、トウモロコシ。』以来の書籍化。 初の私家版エッセイ集です。 過去の作品に大胆に加筆し仕上げたもの5編と、書き下ろし6編を収録。 「ぽろぽろこぼした涙の記憶」をテーマにしていますが、 ちっとも悲しい本ではありません。 大真面目だけど、ちょっとおかしく、ちょっと切ない。 大人のあなたにこそ読んでほしい1冊です。
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【ステッカー付き】【日記本】トーフビーツの(難聴)ダイアリー2022
¥1,650
『トーフビーツの(難聴)ダイアリー2022』tofubeats ※ステッカー付きです。 tofubeatsの初書籍「トーフビーツの難聴日記(2022)」の続編がZINEとして登場しました。 初書籍では2022年の初頭までの日記が収められ、その後特典として配布された「難聴日記 reprise」では1ヶ月分の日記が綴られました。 本書ではさらに2022年5月以降の日記が追加され、難聴を経て始まった日記がコロナ禍の日常に移行します。 内容にはコロナ感染、結婚式、契約トラブルなどのエピソードが含まれ、音楽を生業とするtofubeatsのライフスタイルを垣間見ることができる一冊です。 私は日本語ラップがとても好きなので、本書に出てくる多くのアーティストの名前を読みながら、自分の頭の中でビートが刻まれました。 あまりラッパーの日記本を読んだことないので、是非この機会にいかがでしょうか? 本書より引用。 9月 COSAさんからビートのオファーがあったのでストックを送る。が、しっくりくるものが無かったようで、き下ろしの提案が来た。久々にターンテーブルなんかに触りながら作ったらスルスルヒートが完慮し、しかも結構良い感じ。ただ送ってみると反応は微妙だった(笑)。 週来には結式が増えているので作業はここらへんで止めにして・・・と言いつつその後は客演オファーが来ているJoint Beauty 氏の楽曲のフックを考える。なんか道筋は見えたがRECまでは行けずこちらも中座。セーブして来週臨む。 ---版元より--- tofubeatsの初書籍、「トーフビーツの難聴日記(2022)」より早数年、その後も淡々としたためられ続けてい たtofubeatsの日記の続編がZINEになりました。 2022年の初頭までの日記が収められた「トーフビーツの難聴日記」。その続編として数店舗のみで特典と して配布された1ヶ月分の日記「難聴日記 reprise」に、本書が初出となる2022年の5月以降の日記をさらに追加。難聴を経て始まった「難聴日記」はコロナ禍日記へとスライドし、2022年も初のコロナ罹患や結婚式、はたまた契約トラブルなどエピソードが巻き起こります。そして今回も音楽を生業とする人間のライフスタイルが少し覗ける1冊にもなっているかもしれません。 難聴日記と同じく編集は和久田善彦氏、ブックデザインは小山直基氏が担当。印刷および製本は神戸は旧グッゲンハイム邸内で運営されている塩屋的印刷が担当。 トーフビーツの(難聴)ダイアリー 2022 2024 年 10 月 11 日 初版発行 定価 1,500 円(税抜) 著者 tofubeats 編集 和久田善彦 デザイン 小山直基 発行・発売 ハイハット合同会社 印刷・製本 塩屋的印刷
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【コミック】SPEAK2Ⅱ
¥1,100
『SPEAK2Ⅱ』夜なのに朝日 ZINE FEST 東京で購入させていただいた SPEAK は、どことなく大嶋宏和さんのコミックを彷彿とさせます。 日常に存在する「普通の人々」をオフビートな視点で描くことが特徴的です。 なんとなく時間を持て余す人たちなど、どこにでもいる人々の姿を独特の切り口で表現しています。 この3人の安定したコミカルな話はとても楽しく、私もこういう日常を過ごしてみたいと思ってしまいます。 著者 夜なのに朝日(@okaokao4992)さん / X - https://x.com/okaokao4992 ---版元より--- <<注意!!!>> この本は、「SPEAK2」と「たぬきの住処」を一冊にまとめたものです。 追加の漫画もありませんのでご注意ください。 「隣から聞こえる会話って、なんか聞いちゃう」という話が三話あります。 ・さいごのさいごの待ち合わせ ・デバッカーは君 ・ガチャポン師 他二本 ・たぬきの住処 ・ケンカを止めろ!! A5/104ページ/モノクロ 発行日 2024/6/20 初版第一刷発行