🧅ようこそいらっしゃいました。🧅
玉葱堂書店の久松です。
オンラインショップをメインにゆるく本屋さんをやっております。
主に扱っているのは、「自費出版などの日記やエッセイ、旅本、書店本、スケボー写真集」などです。
玉葱堂で日記本を売りたい方、是非サイト上部の CONTACT からご連絡ください。
本の概要を把握させていただいた上で、基本6掛けで買取を条件とさせてください。
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【エッセイ】ぼくのコーヒー地図
¥2,420
『ぼくのコーヒー地図』岡本 仁 岡本 仁の著作は見つけては読むようにしており、この『ぼくのコーヒー地図』もハズレのない文体でコーヒー屋さんを訪れた空気感が伝わってきます。 特に日本全国なのがよく、旅の前に目的の場所には岡本 仁さんが訪れたコーヒー屋さんがないか確かめるようにしています。 特に盛岡を岡本 仁さんは推しているので、次回私も盛岡を訪れた際には、名店と言われる喫茶店に行ってみたいと思います。 紙質も良い装丁です。 ---版元より--- コーヒーブレイクは大切ですね―― 日本全国58都市166店を紹介 manincafeのIDでInstagramにコーヒーを飲む日常をポストする編集者岡本仁によるコーヒー店案内。コーヒーの味だけではなく、店主、音楽、そして集まる客がつくりあげる、ゆるやかな、時にはピリリとした空気……老舗の喫茶店から新しいコーヒースタンド、ナショナルチェーンから個人店、時には紅茶店や日本茶店まで、街を歩いて見つけた166店で考えたコーヒーとの幸せな関係。オールカラー。 著者プロフィール 岡本仁(おかもと・ひとし) 1954年北海道生まれ。マガジンハウスにて『BRUTUS』『relax』『ku:nel』などの雑誌編集に携わる。2009年よりランドスケーププロダクツに所属し、コミュニティづくりやコンセプトメイキングを担当。主な著書に『果てしのない本の話』『また旅。』『HERE TODAY』などがある。 音楽、本、アートetc…日々気になったことをポストするInstagramのフォロワーは4万人を超える。 Instagram:@manincafe
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【特典ステッカー付き】【アンソロジー】USO うそ Vol.5
¥1,760
『USO うそ Vol.5』rn press 嘘をテーマにした文庫サイズの文芸誌『USO』です。 自由港書店さんに伺った際に、店主「旦悠輔 」さんに教えていただいてそこからゾッコンになってしまったのが、こちらの小さなアンソロジー。 なんとなく名前を知っている執筆者が一人はいるのではないでしょうか? 写真、エッセイ、小説、漫画など、内容は飽きることがない段取りになっており、本当に素晴らしいです。 是非、手に取ってみて、バッグに忍ばせて、カフェにでもお出かけするのはいかがでしょうか? ---版元より--- あなたは良い人ですか、悪い人ですか。 あなたは何を信じて生きていますか。 わたしに<あなた>のことを教えてくれませんか。 今回の特集は「悪」です。 引き続き「あなたがついてきた嘘を教えてください」というお題にも9名の方にご執筆いただきました。 嘘の奥には本当が詰まっています。 年に一度の文芸誌USO、今年で5号目。 ぜひお楽しみください。 今回の書き手のみなさんはこちら。 #宇治田峻 @lackofgumption #岡藤真依 @okafujimai #今日マチ子 @kyomachiko #栗栖丈璽 @joji_kurisu #ゴトーヒナコ @hinakogoto #小橋陽介 @yosuke_kobashi #少年アヤ @shonenaya_pi #新津保建秀 @kenshu_shintsubo #菅原匠子 @kyokusen_8 #武邑光裕 #旦悠輔 @jiyukohshoten #年吉聡太 @sota_toshi #中野泰輔 @taisuke_nkano #西島大介 @djmahoutsukai_simasima #野口理恵 @rn_press #矢代真也 @yashironi_official #山川うみ #山本ぽてと @yamamotopotato #若林恵 @blkswn.01 デザイン:藤田裕美
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【特典ステッカー付き】【アンソロジー】USO うそ Vol.4
¥1,650
『USO うそ Vol.4』rn press 嘘をテーマにした文庫サイズの文芸誌『USO』です。 自由港書店さんに伺った際に、店主「旦悠輔 」さんに教えていただいてそこからゾッコンになってしまったのが、こちらの小さなアンソロジー。 なんとなく名前を知っている執筆者が一人はいるのではないでしょうか? 写真、エッセイ、小説、漫画など、内容は飽きることがない段取りになっており、本当に素晴らしいです。 是非、手に取ってみて、バッグに忍ばせて、カフェにでもお出かけするのはいかがでしょうか? ---版元より--- 「USO」シリーズ第4弾! シリーズ最厚・大ボリュームでお届けします。 「あなたの嘘を教えてください」をテーマに、漫画家、文筆家などさまざまな人がとっておきの嘘を書き下ろします。 今回の特集は「YES・イエス ・肯定」。自己肯定感と嘘についてご執筆いただいています。 目次ーーーーーーーーーーーーーーーー <特集:YES・イエス・肯定> 『今日も吉祥寺のルノアールで』野口理恵 『あめん』若林 恵 『きのうの私は「はい」と言った』石山さやか 『夜の散歩』今日マチ子 『ビールもう一本!』辻山良雄 『すべてがウソになる』年吉聡太 『それが答えだ』岡藤真依 『メガネと金髪と京都』矢代真也 『わたくしがYES』少年アヤ <USO・うそ・嘘> 『ストーリーテラー』佐久間裕美子 『ささやかな復讐』DJまほうつかい(西島大介) 『じいちゃんの死』早坂大輔 『再会する時間』大横山飴 『私と嘘』旦 悠輔 特別寄稿 西川勇大 特別寄稿 妹尾龍都 特別寄稿 nene 前書きーーーーーーーーーーーーーーーー USO うそ 嘘 「あなたの嘘を教えてください」 このテーマで二〇一九年にはじめたこの本には たくさんの嘘が載っています。 心の奥にしまいこんだ気持ちを引っ張り出して文章にすると、 抱えてきたものがいつの間にか一人歩きをして、 今度は知らない誰かの気持ちを引っ張り出します。 そんなことの連続で四号目までやってきました。 お気づきだと思いますが、「嘘を教えてください」というのは嘘で 「本当のあなたを教えてください」というのが本当です。 あなたはどんな気持ちで嘘をつくのですか。 嘘をついてしまったあなたはどんな気持ちになりますか。 深く後悔しますか。 それとも、してやったり、ですか。 あなたはどんな人なのですか。 私はあなたのことが知りたいです。 あなたがどんな人なのか、ものすごく知りたいです。上っ面で笑い合うのではなくて、 空虚なSNSで友達申請をするのではなくて、 あなたの心の中にある柔らかい部分に触れたいのです。 どんなことで笑いますか。 どんなことが悲しいですか。 どんなことで傷つき、 どんなことで幸せな気持ちになりますか。 私はむきだしのあなたが知りたいのです。 だからあなたの嘘を私に教えてくれませんか。 特集YESよりーーーーーーーーーーーーーーーー 「愛してる?」と聞かれたときにどうしても口ごもってしまったりします。「YES」ということばがどうしてもうまく出てこないのです。「YES」ということばがとてつもなく危険なことばに思えて、怖さが喉の奥からせりあがってきて、口がからからに乾いてしまいます。そのときあなたは必死でガードを固めようとしているに違いありません。なんとか自分を手放さずに済むよう、自分というものに必死にそれにしがみついているのです。 自分というものの一体何がそんなに大事なのか、と頭で考えることは簡単です。けれども、いざそれを手放せと言われたら、やはり、どうしたって、怖気づいてしまいます。そういう自分がダサいなと思ったりもします。そう思いながらも、「YES」ということばが、いつまで経っても怖いままなのです。(若林恵「あめん」より)
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【特典ステッカー付き】【アンソロジー】USO うそ Vol.3
¥1,430
『USO うそ Vol.3』rn press 嘘をテーマにした文庫サイズの文芸誌『USO』です。 自由港書店さんに伺った際に、店主「旦悠輔 」さんに教えていただいてそこからゾッコンになってしまったのが、こちらの小さなアンソロジー。 なんとなく名前を知っている執筆者が一人はいるのではないでしょうか? 写真、エッセイ、小説、漫画など、内容は飽きることがない段取りになっており、本当に素晴らしいです。 是非、手に取ってみて、バッグに忍ばせて、カフェにでもお出かけするのはいかがでしょうか? ---版元より--- あなたの嘘をひとつだけ教えてくださいーー。 文庫サイズの小さな文芸誌『USO』の3号目。 特集は「SAY・声」 漫画家、批評家、民俗学者、農家、編集者といったさまざまな執筆陣が、小説、エッセイ、詩を書き下ろし。「嘘」というテーマに加え、今回は「声」についての作品も掲載します。 執筆陣 石山さやか、磯上竜也、岡藤真依、エレナ・トゥタッチコワ、加瀬 透、鎌田裕樹、今日マチ子、スケラッコ、辻山良雄、年吉聡太、野口理恵、畑中章宏、ベンジャミン・クリッツァー、矢代真也、若林 恵 目次: 『パルマコン・パレルゴン』加瀬 透 『Nのお葬式』野口理恵 『声の発見』若林 恵 『ぼくはまだぼくのままだった』辻山良雄 『不惑の性』岡藤真依 『タマや』年吉聡太 『合流』エレナ・トゥタッチコワ 『謝罪と母と記憶と嘘』矢代真也 『民俗学者は嘘をつく』畑中章宏 『クラゲ』今日マチ子 『ウソと「めんどくささ」と道徳』ベンジャミン・クリッツァー 『波風を立てる/塗り込める』石山さやか 『嘘についての私辞典・手記』鎌田裕樹 『しょうゆさしのうそまじり日記』スケラッコ 『八月・嘘・日記』磯上竜也 特別寄稿:まろりぬ 【right now bookstand オンライン特典:ステッカー付き】
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【特典ステッカー付き】【アンソロジー】USO うそ Vol.2
¥1,320
『USO うそ Vol.2』rn press 嘘をテーマにした文庫サイズの文芸誌『USO』です。 自由港書店さんに伺った際に、店主「旦悠輔 」さんに教えていただいてそこからゾッコンになってしまったのが、こちらの小さなアンソロジー。 なんとなく名前を知っている執筆者が一人はいるのではないでしょうか? 写真、エッセイ、小説、漫画など、内容は飽きることがない段取りになっており、本当に素晴らしいです。 是非、手に取ってみて、バッグに忍ばせて、カフェにでもお出かけするのはいかがでしょうか? ---版元より--- rn press『USO 2』 極めて私的な文芸誌『USO うそ』、好評につき第2弾発売! あなたが抱えている、 哀しくて、みっともなくて 。可笑しな嘘を ひとつだけ教えてくれませんか。 執筆陣: エッセイ: いとうひでみ 北尾修一 木下龍也 今日マチ子 小谷知也 年吉聡太 矢代真也 若林恵 小説: 辻山良雄 野口理恵 漫画: 安永知澄 岡藤真依 北村みなみ 写真: 濵本 奏 文庫判 縦148mm 横105mm 厚さ14mm 224ページ 並製 定価 1,200円+税 ISBN978-4-910422-00-8 CコードC0095 書店発売日2020年11月17日
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【特典ステッカー付き】【アンソロジー】USO うそ Vol.1
¥1,100
『USO うそ Vol.1』rn press 嘘をテーマにした文庫サイズの文芸誌『USO』です。 自由港書店さんに伺った際に、店主「旦悠輔 」さんに教えていただいてそこからゾッコンになってしまったのが、こちらの小さなアンソロジー。 なんとなく名前を知っている執筆者が一人はいるのではないでしょうか? 写真、エッセイ、小説、漫画など、内容は飽きることがない段取りになっており、本当に素晴らしいです。 是非、手に取ってみて、バッグに忍ばせて、カフェにでもお出かけするのはいかがでしょうか? ---版元より--- rn press『USO うそ』 あなたが抱えている 哀しくて みっともなくて 可笑しな嘘を ひとつだけ教えてくれませんか。 極めて私的な文芸誌、創刊! 「うそ USO」 エッセイ 北尾修一 武田 俊 年吉聡太 新見 直 野口理恵 矢代真也 詩 エレナ・トゥタッチコワ 漫画 岡藤真依 佐々木充彦 安永知澄 写真 上田 龍 文庫サイズ・176ページ・並製
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【選書本】肝腎
¥1,650
『肝腎』 どうしてもこちらの本を読んでみたく、オンラインの本屋さんで探し回りなんとか一冊を確保し拝読。そして間違いない面白さに入荷させていただきました。 「FOLK old book store」の店主・吉村祥さんによる面白い企画としての本書は、100名に聞いた2冊ずつが掲載されており、どれも読みたくなってしまう全200冊が収録されています。 この本を読んで一体いくらまた本に注ぎ込んでしまったのかというぐらい面白い本が掲載されており、これまた無限ループに落ちていくのを是非とも楽しんでいただきたいです。 また、ところどころのピンクの配色が可愛らしい装丁です。 ---版元より--- 様々なジャンルの方100名に、自身の血肉になっている本をご紹介いただくFOLK old book store企画 『肝腎』が本になりました! 200の紹介文と、クリエイターチーム最後の手段による漫画を収録。 (漫画めちゃくちゃかっこいいです…。最後の手段には、メインビジュアル・表紙の絵も手がけていただきました。) デザインはギャラリーhitotoのタナカタツヤさんにお願いして、角丸、蛍光ピンクのスピン、蛇腹状の漫画などなどかっこよく仕上げていただきました。手に馴染む感じも最高です。 良い本が出来ました。 『肝腎』 発行 FOLK old book store デザイン タナカタツヤ 題字・イラスト 最後の手段 写真 大岡由和 印刷 株式会社国際印刷出版研究所 助成 おおさか創造千島財団 B6(角丸)/208ページ+漫画10ページ(蛇腹)/手帳製本 《はじめに》 肝臓や腎臓を失ったときに、代わりに血肉になってくれるものは何かと考えていたことがありました。 自分の場合は、読んできた本や読書体験そのものがきっとそれにあたると思って、みんなはどうやろうと聞いてみたくなって、2019年夏から2021年春にかけてその時々で声をかけたいと思った方100人に「自身の血肉になっている“肝腎”な本はありますか?」と聞いてきました。 支えになっている本や心を動かした本、創作の一助になっている本、ただひたすら忘れられない本、自分に戻っていける本など 広く自由に一人2冊、計200の紹介文をいただき、それをまとめてこの本が出来上がりました。 2020年春からは新型コロナウイルスが猛威を振るい、選ばれる本や紹介文にも一部影響があったかと思います。 コロナ禍によりほぼ全ての人が感染の心配や経済的なことで、会えない人がいることで、様々な事情で程度の違いはあってもきっと疲弊し不安定になっていることと思います。この『肝腎』という本が、 新たな出会いと自身の“肝腎”を思い出す一冊になれたら嬉しいです。 2021年5月 FOLK old book store 吉村祥 《目次》 橋本亮二 出版レーベル「十七時退勤社」社長 七尾旅人 シンガーソングライター 谷端実 イラストレーター コニシユウヘイ 某まんがプロダクション映像担当 大場ともよ シンガーソングライター 北島敬明 パハプス オーナー 丸山晶崇 デザイナー・デザインディレクター 谷口智康 谷口カレー店主 最後の手段 クリエイターチーム 吉村祥 書店店主 筒井大介 絵本編集者 濱崎宏之 教員 あおむろひろゆき 漫画家・イラストレーター・会社員 山下賢二 ホホホ座座長 橋本博人 出版関連勤務 ミヤザキ イラストレーター・アーティスト スケラッコ 漫画家 吉川祥一郎 blackbird books 店主 朝野ペコ イラストレーター 大井秀人 NEW PURE +店主 ユッカ・バッファロー イラストレーター よしだみさこ イラストレーター 金武啓子 福祉施設職員 權田直博 絵描き 大津萌乃 イラストレーター 鈴木裕之 野良ストレーター 原田晃行 Hi,how are you? 松村貴樹 編集者 川口まり絵 壬生モクレン店主 田窪直樹 ギャラリーディレクター 東南西北 kiken 洋服のお直し kiken 発・出版レーベル 尾柳佳枝 絵描き 山口良太 アートディレクター・グラフィックデザイナー オオルタイチ 音楽家 黒田明宏 ちのり文庫店主 木村耕太郎 イラストレーター 奥村千織 書店店主 山田翔 漫画編集者 宮崎千絵 絵本作家・イラストレーター 福田千尋 絵本作家・イラストレーター 杉本喜則 HOPKEN・POL 和久田善彦 編集者 阪口大介 (株)サカグチワークス代表 鳥居貴彦 開風社 待賢ブックセンター 露草社 兼業主婦 谷川徹 アートディレクター・グラフィックデザイナー 阿野まゆ子 北海道民芸店 北浦麻美 グラフィックデザイナー・dieci staff 北浦和也 彫刻家・イラストレーター 米田雅明 ON THE BOOKS 川崎誠二 カレー屋 大塚結良 雑誌『広告』編集部 山本佳奈子 ライター・Offshore マタレーゼ・エリック 執筆者 瀧亮子 出版業 いとうひでみ イラストレーター・漫画家 高橋和也 SUNNY BOY BOOKS 主宰 鷹取愛 企画業 たけしげみゆき インディーズ出版物のお店「シカク」代表 小野友資 クリエイティブディレクター 松永良平 ライター・編集者 きくちゆみこ 文筆業 成重松樹 写真作家・koko Mänty(kissa)主宰 寺田燿児 音楽・漫画 はまぐちさくらこ 画家・絵本作家 コタニカオリ サロンモザイク店主 岩田雅希 リノベーションの設計担当 小指 マンガ家・随筆家 三上洸 カレー屋 いか文庫 店主 粕川ゆき エア本屋店主 森本恵 花森書林店主 森雄大 ミュージシャン タダユキヒロ イラストレーター・コミック作家 福西悟一 ミュージシャン 竹内厚 編集者・ライター 高山燦基 デザイナー 竹林はるか 食堂のおばちゃん 小前司 Barnshelf(バーンシェルフ)店主 少年アヤ エッセイスト てんしんくん イラストレーター・ミュージシャン millitsuka イラストレーター マメイケダ 画家・イラストレーター BIOMAN ミュージシャン・グラフィックデザイナー なかむらあきこ マヤルカ古書店店主 南田真吾 イラストレーター・ペインター・会社員 unpis イラストレーター 内田ユッキ artgallery opaltimes店主・ペインター hitoto ギャラリー・スペース 村上豪 古本屋店主 カワグチタクヤ イラストレーター カヤヒロヤ デザイナー・イラストレーター 石井嗣也 イラストレーター ピンポン食堂 やさしいおやつ屋 みなはむ 絵描き・イラストレーター 堀部篤史 誠光社店主 大橋裕之 漫画家 小林ラン イラストレーター 禺吾朗 イラストレーター 石川直樹 写真家 カシワイ 漫画家・イラストレーター 漫画「カンジンくん」最後の手段
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【読書エッセイ】じたばたするもの
¥1,980
SOLD OUT
『じたばたするもの』大阿久佳乃 ちょうど須磨海浜公園にある自由港書店さんから帰る列車の中でこの本を読みました。いわゆる読んだ本に関する読書エッセイなのだが、このレベルの面白い読書エッセイは他にあまりない。つまり面白いということ。装丁からしてもう面白いのがジワジワくるがそれは合っており、つまり大正解だと認識できると思います。 この本を読みながら、この本で紹介されている本を買い漁るという無限ループをお楽しみください。 ---版元より--- 著者 大阿久佳乃 発行 サウダージ・ブックス 定価 1800円+税 176ページ 46判変形 ペーパーバック 装丁 納谷衣美 初版発行日 2023年3月21日 紹介文 《私の好きな小説の主人公に共通しているのは欺瞞やごまかし、半端な妥協に溢れているにもかかわらず平気な顔をして回り続ける世界への苛立ちを持っていることだ。苛立つのはそれが変わるのをどこかであきらめきれていないからだ。そしてこの間違った回り方をしている世界に馴染むまいとし、じたばたする》 ——本書より ソール・ベロー、スタインベックから、トニ・モリスン、アドリエンヌ・リッチまで。現代作家の小説や詩から、北米先住民の口承文学まで。J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の主人公ホールデンに自分を重ねる大学生で文筆家の著者が、アメリカ文学や海外文学を読みながら、《生活すること・生きること・感じること》について綴った18編のエッセイを収録。 各エッセイの末尾には、読書案内として、本書で紹介したアメリカ文学・海外文学などの本の情報を掲載しています。 目次 はじめに 情けない人々 ——ソール・ベロー『この日をつかめ』 鮮やかな乾き ——スタインベック『赤い小馬』 私たちの引っ越し ——リンドグレーン『ロッタちゃんのひっこし』 帰る場所を求めて ——セアドー・レトキーの詩 ホールデン・コールフィールドに捧ぐ ——J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 最近読んだものの周りうろうろしつつ東京に一人暮らししてる友人に向けて ——マーシャ・ノーマン『おやすみ、母さん』 他人という「気」 ——ウィリアム・サローヤン『人間喜劇』 離れる ——パヴェーゼ『月と篝火』 鏡 ——カーソン・マッカラーズ『結婚式のメンバー』 まだ消えていない炎のこと ——カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』 一人の中の多数の人間 ——マリオ・バルガス=リョサ『ケルト人の夢』 「もの」そのものへ ——W・C・ウィリアムズの詩 ぶらつく詩人 ——フランク・オハラの詩 孤独と優しさ ——エリザベス・ビショップの詩 それがこれです ——ガートルード・スタインの「自伝」 根を求める ——金関寿夫『アメリカ・インディアンの詩』 (私たちの)願いのこと ——トニ・モリスン『青い眼がほしい』 親愛なる私(たち)へ ——アドリエンヌ・リッチの詩 おわりに 著者紹介 大阿久佳乃(おおあく・よしの) 2000年、三重県鈴鹿市生まれ。文筆家。2017年より詩に関するフリーペーパー『詩ぃちゃん』(不定期)を発行。著書に『のどがかわいた』(岬書店)、月刊『パンの耳』1〜10号、『パイナップル・シューズ』1号など。
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【再入荷】【海外旅日記本】イラン・ペルシア日記
¥2,035
『イラン・ペルシア日記』Blood Tube Inc. ---版元より--- Blood Tube Books 第2弾「イラン・ペルシア日記」です。今、イランは何かと世界から注目されている国で、目が離せません。ホルムズ海峡周辺に住む仮面の女たちに会いに行くのを皮切りに、イランの各都市(シーラーズ〜ヤズド〜イスファハン〜テヘラン)を巡り、最後はイスラーム教シーア派の聖地マシュハドに辿り着きます。灼熱の大地に住むイランの人たちの力強さ、イスラームの寛容さ、ラマザン中のイランの様子、イラン各地の個性溢れる女性のファッションなどに、感動した旅の記録です。写真とイラストも豊富で、なかなかニュースでは見られないイランの日常をぜひ、ご覧ください。 192ページ 195×140 (mm)
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【再入荷】【海外旅日記本】コーカサス日記
¥1,980
『コーカサス日記』Blood Tube Inc. ---版元より--- デザイナー夫婦ブラチューの旅日記第 3 弾 ! 今回はアゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアのコーカサス地方。 ザハ建築に始まり、ピロスマニの牧歌的な絵画を巡り、 ワイン発祥の地ならではの自家製ワインのおもてなしを受け、 シュクメルリのにんにくのパンチにやられ、 チアトゥラで錆だらけのロープウェイにビビり、 ヨーロッパで一番標高の高いウシュグリ村で雨に打たれ、 絨毯見たさでナゴルノ = カラバフ(アルツァフ共和国)へ。 古い寝台列車やマルシュルートカに乗ってカスピ海から黒海、未承認国家まで。 いつもよりワインを飲み続けた 3 週間の旅の記録。 176 ページ 195×140 ( mm )
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【4/1発売】【日記本】夏葉社日記
¥1,650
SOLD OUT
『夏葉社日記』秋峰善 ついに満を持して発売された夏葉社日記です。 日記本では珍しいハードカバーですが、私個人的にも日記本をハードカバーで出してみたいと思っていたので、実際に手に取ってその良さ、質感含め、すごく良い装丁になっています。 夏葉社の島田潤一郎さんへは私も並ならぬ尊敬を持っておりますので、このラブレター含め、すごくグッときてしまいました。 私もいきなり島田潤一郎さんが昔日の客のイベントをやられるということで、見にいき、後半の話ができるタイミングで、色々自分が本屋をやっていきたいという話をさせていただき、またそれを聞いていただき、実際夏葉社さんの本を卸していただいております。 熱い日記をそろそろ暑くなってきますので、同時に読むのはいかがでしょうか。 ---版元より--- 「師匠への長い長いラブレター」 出版社2社から「戦力外通告」を受けたぼくには行き場がなかった。藁にもすがる思いで、夏葉社に電話をかけ、手紙を書いた。 幸運なことに、憧れのひとり出版社・夏葉社で約1年間、代表の島田潤一郎さんと働くことになる。そんな宝物の日々をここに綴る。 第2の青春、再生の物語。 著者 秋 峰善 Shu Pongseon 1986年生まれ、千葉市稲毛区育ち。3社の出版社を経て、秋月圓創業。いちばん好きな本は、河田桟『くらやみに、馬といる』。趣味はサッカーと将棋。座右の銘は、「みずからの加害者性に気づく」(本田哲郎『釜ケ崎と福音』)。東京都杉並区在住。 X (Twitter):@pourguoi 出版社 秋月圓 Shugetsuen 2024年創業のひとり出版社。「屋号があれば、もう出版社」という「師匠」の言葉を信じて。70年前に祖父母が高円寺で営んでいた中華料理屋の名を継ぐ。本の注文や問い合わせ、依頼はshugetsuen@gmail.comまで。 X(Twitter):@shugetsuen 詳細は以下の URL から。 https://note.com/natsuhasha1/n/n32c8ec0694d2?magazine_key=mf08537200876
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【日記本】おだやかに生きたい
¥1,500
SOLD OUT
『おだやかに生きたい』毎日、深呼吸(みこ) みこさんの日記本第二弾です。 私は一作目から拝見しておりますが、とても辛い時期も日記として書かれており、読者側も共に感じながらなんとか良い方向にと願いながら読み進めていくという新しい体験。 赤裸々にご自分の話が書かれており、これぞ日記だという感じがしております。 日々食べたものや、行ったイベントのこと、猫や犬のこと。本当に生活の一部に日記を書くということがあるのだと思います。 そういう日記は、分厚くても止めるタイミングがなく、どんどんと次へ次へ。 是非読んでみてください。 ---版元より--- 日記本2冊目。新年早々、泣いて寝て、食べて落ち込んで。穏やかに生きたいと願いながらも様々なことがある。2023年1月1日から12月15日までの日記。(本文モノクロ・挿絵あり・全268ページ・文庫サイズ) 11月24日(金) 昨日に続いてあんまり調子が良くない。(中略) 深夜1時ごろ起きて、白湯を飲む。この季節になってから白湯が美味しいと思うようになった。あたたかい飲み物は救いだ。お菓子や残っていた肉を食べたら気持ち悪くなった。横になって、僕のマリさんの日記本『すべてあたたかい海』を読む。今、この本を読んでいると救われる。救いは生活のいろんなところに小さく潜んでいる。白湯を飲みながら日記を書く。もう全部うんざりだ。
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【再入荷】【私小説】ZINE-SAY ノート VOL.1 苦闘編
¥550
『ZINE-SAY ノート VOL.1 苦闘編』黒田 章吾 これぞ ZINE という印象を受けました。 仕事での苦労話はノンフィクションだとは思うのですが、まるで小説を読んでいるかのように読み進められ、一気に読めてしまいました。 これが私小説というものかと感じました。 転職回数が多くなり奮闘する姿は、おそらくいろんなビジネスパーソンにも当てはまるのではないでしょうか。 また、心を病んでも必死に働く父親という観点でも見応えがありました。 こういう ZINE をもっと読みたいし、集めたいと思いました。 収録作品: ・転職戦線漂流記 ・私の中国留学日記 ・ココロノドア 著者プロフィール: 黒田 章吾 1974年京都府出身。 数多の転職を経て、現在は鳥取県内の製菓メーカーに勤務。 鳥取県倉吉市在住。
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【再入荷】【私小説】ZINE-SAY ノート VOL.2 熱情編
¥550
『ZINE-SAY ノート VOL.2 熱情編』黒田 章吾 VOL.1 とは打って変わって、人名が目次になっている。 仕事で苦労していた時に支えてくれた方々たちだ。 黒田 章吾さんの文章を読んでいて思うのが、人は出会った方々にどれだけ支えられているかだ。 きっと私もそうなのだろう。常に自分の周りにいる方に支えられている。 そういう気分にもさせてくれるし、久々に過去の誰かに会いたくなる ZINE でした。 「人生の先輩たちに、人生の話を聞いてまわろう・・・」 収録作品: ・米原喜教さんのこと ・渡辺順子さんのこと ・山田信明さんのこと 著者プロフィール: 黒田 章吾 1974年京都府出身。 数多の転職を経て、現在は鳥取県内の製菓メーカーに勤務。 鳥取県倉吉市在住。
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【再再入荷】【サイン本】【日記本】日記集 水筒
¥1,595
SOLD OUT
『【サイン本】日記集 水筒』蟹の親子 蟹の親子さんの本は確か2年ほど前に「にき」を読んで知りました。 当時はようやく日記本というものがあることを知ったぐらいの時なので、私が日記本マニアになる初期にこの「にき」を拝見して、他人の日記を読むって面白いもんなんだな。というのを思いました。 「日記集 水筒」は2023年1月1日から始まります。この1月1日から始まる日記をあまり知らないので、気分は新年という感じがして良さがありました。 また、特徴的だったのは、入稿後の誤字を栞にして挟んでいるのも面白いです。 非常にニュートラルに淡々と書かれている日記は、いつ止めればいいのか分からない楽しみがあります。 是非、日記カルチャーを覗き見してみてはいかがでしょうか? ---版元より--- [収録内容] 2023年1月1日〜12月31日までの日記 身体と記憶をめぐるエッセイを書くことにした半年後、数年ぶりに弟に会いに行き、散髪について行った。ちょうどその頃、彼のこと書いていた。 商業誌での文筆家デビューを目指すが、「人に開く」文章を書けない日々が続く。とか言いながらも旅行には行くし、相変わらずごろごろしているし、あちこちに苛立ってもいるし、何より、回転寿司に行きまくっている。 サイズ:A6 本文:512ページ スピン付き 本体価格1450円+税
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【サイン本】【エッセイ】パリのガイドブックで東京の町を闊歩する 第3号: 先人は遅れてくる
¥1,870
『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する 第3号: 先人は遅れてくる』友田とん あの「パリのガイドブックで東京の町を闊歩する」の3です。 ついに新刊が出ました! コロナ渦中の2020年末から2023年夏までの間におよそ1年に1章ずつ書いたエッセイです。 町を歩き、土地を訪ね、過去の出来事や読んだ小説の断片を芋づる式に思い出していくことで、予想もしなかったところへとたどり着いてしまう。そうした体験の至福を綴っています。 ---版元より--- 「これは?」 「お玉です!」 それはわかる。しかし、今なぜここでお玉なのか。(本文より) コロナ渦中の町を歩き、近所で見かけた看板の言葉をきっかけに本当の言葉探しをはじめた「私」は、町を歩き、 弘法大師と高野山から、『オズの魔法使い』、松任谷由実のドキュメンタリー番組、 『西遊記』など何かを求める旅の物語に思いを馳せるうちに、半導体エンジニアの職へと導かれた出会いの記憶へと至って……。 訪ねた土地で芋づる式に記憶を蘇らせていく至福。 「このお玉がね、随分前から家の台所に仕舞ってありましてね、 いったいこれはなんだろうな、なんだろうなと思っていたんです」(本文より) ◉目次 第1章 半径1km圏内の言葉 第2章 弘法大師のご利益か 第3章 繰り返しの効能 第4章 先人は遅れてくる ◉書誌情報 新書判144頁カラー、並製本(カバー・帯付き) 定価 1,700円+税 ISBN 978-4-9910743-6-3 C0295 発行日:2024年3月15日 発行者:代わりに読む人 著者:友田とん 装画・挿画:いちろう 装幀:千葉美穂 編集協力:松井祐輔 校正:北村さわこ ◉著者略歴 友田とん(ともだ・とん) 作家・編集者。ひとり出版社・代わりに読む人代表。著書に『ナンセンスな問い』、 『『百年の孤独』を代わりに読む』ほか。文芸雑誌『代わりに読む人』編集発行人。柏書房のWEBマガジンにて 「地下鉄にも雨は降る」を連載中。敬愛する作家はガルシア=マルケスと後藤明生。
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【サイン本】【エッセイ】パリのガイドブックで東京の町を闊歩する 第2号: 読めないガイドブック 2
¥1,650
『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する 第2号: 読めないガイドブック 2』 ---版元より--- ある日、啓示のように降ってきた「パリのガイドブックで東京の町を闊歩する」という言葉を、どうやったらそんなことができるのだろうかと考えながら、実践するエッセイシリーズ。 荻窪でフレンチトーストをついに食べた「私」は東京の町を闊歩するため、行く先々でパリのガイドブックを買い集め、順に読もうと試みる。だが、関係ない土地のガイドブックを読み進めるのは難しい。立ちはだかる壁、欠落し、捏造されていく記憶。 荻窪のコンビニから、村上春樹へ、そしてパリ・ノートル・ダムへ。 日常を冒険に変える奔放な思考の脱線 第2弾。 目次 第一章 ノートルダム 第二章 ガイドブックを買い集める日々 第三章 セブンイレブン 第四章 餃子を食べに行こうとして 第五章 ノートルダム再び 第六章 読めないガイドブック 第七章 準備体操はできた
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【サイン本】【エッセイ】パリのガイドブックで東京の町を闊歩する: まだ歩きださない 1
¥770
SOLD OUT
『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する: まだ歩きださない 1』友田 とん 私が日本全国本屋巡りを始めた頃、ちょうど福岡の西戸崎のナツメ書店さんにお邪魔し、そこで購入したのがこちらの本です。 本を買ってホテルで軽く読もうかと思ったら、そのまま一気読みしてしまい、さらになんだか街を歩きたくなり、夜遅くまで博多の街を歩きました。 薄くて読みやすく、なぜかフレンチトーストが無性に食べたくなるエッセイです。 是非読んでみてください。 2 と 3 もありますので、そちらも是非に! ---版元より--- 自費出版した『 『百年の孤独』を代わりに読む』が話題の友田とん。最新作は「パリ」のガイドブックで「東京」を歩く試み。第1号では荻窪・Title と神保町・エチオピアに向かいます。 正しい言葉なら、これほど長く考えつづけることはなかっただろう。 「パリのガイドブックで東京の町を闊歩する」 突然、啓示のように降ってきた言葉を口ずさむ「私」はそんなことが果たしてできるのだろうかと考えながら、住みなれたはずの東京の町を歩きはじめる。表参道へ、荻窪へ、そして神保町へ。パリのガイドブックを手にした「私」はどこにたどり着くのか。第1号は2018年の夏、炎天下の東京を歩いた記録です。 目次 第一章 まだ歩きださない 第二章 フレンチトーストを求めて 第三章 ポストフレンチトーストを歩く ◉著者略歴 友田とん(ともだ・とん) 作家・編集者。ひとり出版社・代わりに読む人代表。著書に『ナンセンスな問い』、 『『百年の孤独』を代わりに読む』ほか。文芸雑誌『代わりに読む人』編集発行人。柏書房のWEBマガジンにて 「地下鉄にも雨は降る」を連載中。敬愛する作家はガルシア=マルケスと後藤明生。
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【エッセイ】それからはここから
¥1,800
『それからはここから』あらまし ---版元より--- サイズ: B6 ページ数: 188 発行日: 2023/10/27 ジャンル: 日記 2021年11月から2023年8月までの、1年と9ヶ月の日記をまとめました。見たい世界をもっと見るために、迷い考え悩みながら進む、ひとりの女性の毎日の記録です。 素敵な装画は、仙台発5人組アーティストコレクティブ「キラーギロチン」のメンバー、森内一生さんの作品。 どんなにかなしくても、恋しくても、苦しくても、美しくても、いつか忘れて平気になる。そんなことを確かめては受けとめていく一冊です。 窓辺から差すまっすぐな光のように、惑う人の支えとなれたら、うれしいです。 以下、一部抜粋。 ----------------------- 2022年3月14日 論理と感性は相対するものでは必ずしもないが、まったく同時にその場にあることも難しく、だからしばしば意識的に頭や心を切り替えている。 吹きさらしの非常階段をカンカンと音を鳴らして駆け上がりながらも、時折はたと立ち止まり、一面に広がる桃色の夕を瞳に映している。息を切らしてでも進むのは、もっときれいな世界を見るため。 2023年2月19日 大人になることの何がいいって、諦めがつくことだよね、と話すTに頷く。わかりあえない他人がいることも、伝わらない想いがあることも、諦めて、受け入れて、そのうえで前を向けるようになったと実感するたび、歳を重ねてきてよかったと思う。きみの日記に出てくる人は素敵な人ばかりだと言われ、あなただって例外ではないのだと返しそびれたまま、駅で手を振った。 2023年6月15日 致し方なく腹痛。痛み止めを飲んで香水を振る。気に入りのシャツを羽織って家を出る。 日々を乗り越えるためのおまじないやお守りはいくらあったっていい。白い錠剤が、三日月みたいなハーバルムスクが、黒く艶やかなシルクの肌触りが、体だけでなく心まで守り癒してくれる。 肉の奥にも胸の内にも直接手を伸ばして触れることは叶わないから、芯まで届く光を集めて、そうして私は私を照らす。毎日が祈りだ。
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【日記本】ホールケーキを切り分けて
¥1,650
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『ホールケーキを切り分けて』あらまし ---版元より--- サイズ: 文庫(A6) ページ数: 216 発行日: 2021/12/18 ジャンル: 日記、エッセイ、短歌、写真 大学3年から社会人6年目までの、およそ7年間の日記とエッセイをまとめました。上手に愛せず、上手に眠れず、上手に生きられなかったひとりの人間が、日々を少しずつ認めて、受け入れて、諦めていく、お守りのような一冊です。 およそ4万人の方に読んでいただいたnote記事『音楽で世界は変えられない、けれど』や『何度だって運命に出会いたい』も収録。 恋愛、就活、仕事、創作、他人との繋がり方、人生の紡ぎ方。悩む人の心に、そっと寄り添う本であれたら、うれしいです。 以下、一部抜粋。 ----------------------- 2018年9月14日 うそつき、と打とうして、ありがと、と書き換えて送信。 何を言われてもさびしく、心の底ではいつでも全部を諦めている気がする。不安にならずにいるためには、何があればいいんだろう。ずっと信じているためには、何があればいいんだろう。一緒に、という言葉を聞くと身構えてしまう。一緒にがんばろう、一緒に帰ろう、一緒に幸せになろう。 2019年6月15日 ロックグラスを手の内に震わせながら確信を抱いた。声を荒げて憤って、気が済むまで泣きたかったんだ。わかってもらいたかった人にわかってもらえなかったことが、さみしくてかなしくて虚しかった。今までがんばってきたことを、血を吐くほどつらかった時間を、死に物狂いで選んだ決断を、たった一言で足蹴にされたのが、どうしようもなく苦しかった。 ぱたぱたと落ちる涙をおしぼりで拭う。許されたい人に許されなかったこと、許されたいと思ってしまったこと、全部なかったことにならないか。雨の音だけがやさしい。本気だった。わかってもらえなくても。 2021年6月20日 手放せるほどの代物であってもすがりついていたいのは、それすら守りきれなくなった先の自分に自信が持てないから。いつだってやろうと思えば取り戻せるだなんて誰にわかるのか。それきりになる怖さが勝って握りしめたまま。
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【雑誌】NEUTRAL COLORS 3
¥2,750
『NEUTRAL COLORS 3』 ---版元より--- オフセットとリソグラフを融合させた、唯一無二の雑誌NEUTRAL COLORSの第3号。特集は「大人のための学校」。海外、国内、自分のための学校を訪ねています。岸田繁/唐木元/尹雄大/磯部涼/温又柔/山縣良和/上間陽子/福森伸/中川正子/岩根愛 他、執筆陣、撮影者も充実の内容です。 Pages: 264 Format: 257×182×16㎜ Bookmaking: Saddle Stitch Copies: 5000 Language: Japanese Publication Year: 2022 Designer: Daisuke Kano Editor: Naonori Katoh Publisher: NEUTRAL COLORS ISBN 978-4-909932-08-2
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【雑誌】NEUTRAL COLORS 2
¥2,750
SOLD OUT
『NEUTRAL COLORS 2』 ---版元より--- オフセットとリソグラフを融合させた唯一無二の印刷で話題となった雑誌NEUTRAL COLORSの第2号。創刊2号の特集は「学校」。編集長自ら数十年ぶりに小学校を訪ねる物語。与謝の海支援学校で教育の原点を見つめ、ドイツでシュタイナー教育の魔法を知る。ミャンマーのヒップホップシーンの多様な色彩、京大吉田寮のブラックホールに闖入する。現役の先生によるぶっちゃけ話は2万字を超え、移民の子孫が学校で踊る。その他、アイスランド、鹿児島、ブラジル…どこまでも「超個人的な」が内容がつづく。 Pages: 256 Format: 257×182×16㎜ Bookmaking: Saddle Stitch Copies: 6000 Language: Japanese Publication Year: 2021 Designer: Daisuke Kano Editor: Naonori Katoh Publisher: NEUTRAL COLORS ISBN 978-4-909932-06-8
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スリップの技法
¥1,740
『スリップの技法』久禮 亮太 ---版元より--- 書店という現場の可能性を再発見する書。お客様の無意識を読み解き、仮説を立て、仕入れ、店の売上を伸ばす。その起点となる「スリップの読み方」を113枚の実例を素に具体的に解説。《「スリップの技法」は、書店員が今よりも楽しく自信を持って仕事を続け、売れる品揃えを作るための実践的な方法です。売れた書籍のスリップを集めた束は、売れ冊数や売上金額といった抽象的な数字に化ける前の具体的な「売れたという事実」を、個別に、かつ大量に扱いながら考えるための優れた道具です。(「まえがき」より)》。「書店の棚づくりの発想法」を知りたい「本好き」読者も必読の書。
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【雑誌】新百姓 1号「水をのむ」
¥3,150
『新百姓 1号「水をのむ」』 ---版元より--- 封じられた人間の創造性の解放を促す雑誌です。 効率性や規模の拡大を最優先に追求する経済のあり方、 人間一人ひとりがそれに従順であるように求められる巨大な社会システム。 そういったものに疑問を持ち、新しい生き方を探究している人たちの問いと実践の物語を紹介します。 毎号、「水をのむ」「米を食う」「カミを祭る」「遊戯をつくる」など、 古来から人間が行ってきた根源的な営みを1つずつ特集テーマに掲げ、 その意味を深め、捉え直して転回することを試みます。 ※当誌はご注文冊数に応じて掛け率を変動しております。 直取引のお取引条件にて、必ず詳細をご確認ください。 * * * * * * * * * * * * 【発行部数限定制について】(1号は限定6,966冊) 『新百姓』は発行部数を限定し、増刷を行いません。 裏表紙に印字してある番号「123※/6966」は、「個体番号※総発行部数※」を示すことで、書籍の固有性と価値を証明します。 なお本書の内容自体は、WEBにて日英中3ヶ国語にて、無償で公開いたします。 このような発行部数限定制を導入した背景は、大好きなまちの書店と、そんな書店があるまちの景色を守りたいからです。 書籍自体の発行部数が限定されることで、まちの書店が「ここにしかないもの」のある貴重な場所になっていく。 これは、わたしたちにとって、つくっては余らせ、大量に捨てる現在の出版や流通のあり方とは違う、新しい出版と書店のあり方を模索する試みです。 新しい試みですので、なにかとご不便をおかけすることもあるかもしれません。 ともにこの企みの仲間として、楽しんでいただければ幸いです。