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【日記本】獺日記2 2025年4月〜2025年7月

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『獺日記2 2025年4月〜2025年7月』獺(カワウソ)

パートナーに「カワウソ」と呼ばれる30代独身女性である、かわうそさんによる日記シリーズの第2弾です。本作は「派遣OL生存記」というテーマのもと、派遣社員として働く一人の非正規労働者の生活と労働が記録されています。
仕事で関わるイベントの日が差し迫る中で疲弊していく様子や、イベント終了後に契約延長か終了かの選択を迫られる過程など、日々のリアルな労働の現場と地続きの生活がつづられた、日記ZINEです。
収録期間は2025年4月から2025年7月までの4ヶ月間となっています。
前作も良かったですが、本書もとても面白く、やはり「他者と働く」という行為がいかに難しいか、そしてそれが多くの人の人生なんだなという感じがして、私も同様とても共感できます。
昔、村上龍の小説にファッションブランドの ISSEY MIYAKE の文字が出てきたのですが、本書にて ISSEY MIYAKE が出てきた時に、なんだか、懐かしさを覚え、そしてロイヤルホストにもなんだかいきたくなりました。
数ヶ月の出来事ですが、とても人生がありおすすめな日記本です。

著書・編集・デザイン:獺(かわうそ)
1988 年生まれ。30代の人間。実用書、WEB メディア、美容月刊誌の編集・ライターを経て、色々な仕事をしている。人の日記を読むのが好きで、後の恋人になる友人が書いていたことに影響され、日記を書き始めました。
かわうそ - https://x.com/diary_kwus

既刊はこちらです。
【日記本】獺日記 2024年11月〜2025年3月 | 玉葱堂書店 - https://cozy.books-tamanegido.shop/items/132441464

---本書より引用。
二十二日 怒りと四文屋
最近は一秒たりとも職場に居たくないので、ギリギリに行ってすぐ帰ることを心がけている。でも実践するのはなかなか難しい。
午後、イベントが差し迫っているなかで漠然とした指示を出す上司に対して激しい怒りをおぼえた。チャットを見ながら思わずぶつぶつと悪態をついてしまい、両隣に座っていた人たちにギョッとされる。怒りをどうしていいのかわからず、部屋を出て階段に行き、階段の端を見つめながら深呼吸をした。少し落ち着いたところで席に戻り、「時間に限りがあるので、確定した文言をいただけませんか?」とチャットで返す。これが大人の対応なのかはわからない。

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