【日記本】労働日記 Vol.2
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『労働日記 Vol.2』山﨑朋子
あっという間に一気読みしてしまったこちらの労働日記は、 tomoko さんの何かを埋めるかのように単発バイトを入れて発散しているのが何だかとても面白い日記本です。
とても大変な荷物の仕分け肉体労働もやるかと思えば、居酒屋のホール、何だかギスギスしているカフェなどとにかくバラエティに富んでいて、何かしらの事件が起こり、それもまた面白いです。
鎮座DOPENESSやケンドリック・ラマーなどが出てくるので、私はついつい HIPHOP を掛けながら再読しました。
あとがき含め薄いのに重厚な私も今後こういう日記本を出したいなと思った本です。
是非、労働と労働の合間に読んでみてはいかがでしょうか?
8月55日(月)
引っ越しバイトのため、朝6時台の電車に乗って指定された場所に向かう。7時ちょっと前に到着するとすでに大きなトラックが二台停まっている。会釈をしながら近づくと若い男性が「ウッス」と言いながら降りてくる。気楽でいいなあ。
名前を確認して制服を受け取り、荷台の中で着替えを済ませ、もうひとりの鎮座DOPENESSに似ている人にも挨拶をして早速作業に取り掛かる。
若い男性が家の中から玄関まで荷物を出し、私がそれをトラックまで運び、偽DOPENESSが荷台に詰めていく。渡された段ボールが想定より重くて、2階分の階段を数回往復する頃には身体の穴という穴から汗が吹き出しヘトヘト。女性歓迎!という募集文句を信じて興味本位で来てしまったことに心底後悔する。
tomoko(@tomokomoko22_)さん / X - https://twitter.com/tomokomoko22_
@tomokomoko_ • Instagram写真と動画 - https://www.instagram.com/tomokomoko_
---版元より---
2022年の夏、突然さみしさと悲しさが身体いっぱいに広がってどうしたらいいのか分からなくなりました。消費するように人と遊んで、自分自身の軽薄さに耐えられなくなり、時間をやり過ごすために単発バイトを始めました。そんな情けなくて新しい日々を記録した日記をまとめてzineにしました。
明るく照らすことはできないけど、労働するなかで見つけた光をひとつだけお裾分けできるzineだと思います。どうぞよろしくお願いします。
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『労働日記 vol.2』
52ページ
著者:山﨑朋子
装丁:lee qura
協力:佐藤菜月
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