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【人生奮闘エッセイ】未知を放つ

¥1,500 税込

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『未知を放つ』しいねはるか

とにかく、一度読んでいただきたいです。
とにかく、うおーーーーーとなります。

「はじめに」の冒頭は以下です。
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「わたしは、そのひとにしか体験できない物語からたくさんの力をもらった。一人一人が生きてきた道は、世界と地続きの道であるようにも思えた。
その人の体を通した社会へのまなざしは、わたしの体からは見ることができない。一人一人の異なり、目の前の気配を感じながら共に過ごす時間がすき。何かの情報として受け取った社会ではなく、目の前の一人一人が感じとった社会を共に味わえる時間。
理路整然と話すことが得意な友人が、相手の気持ちを無視して話してしまったと落ち込んだときの表情。口下手に悩む友人が、わたしが話し出すまでの間の沈黙をあたたかい気配で待っていてくれたこと。
どうしてもそうなってしまうこと、名前のついていないもの、なかったことにしてしまいそうなもの、抱えたままの感情、いびつに見えるもの。それらはとても愛しい。誰でもないその人が放つ未知に触れ、静かに圧倒される。」
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すでに面白い。
人生において色々な悶々とする出来事や、その何かは皆さんはグッと心の奥底に隠して生きてきますが、それは別に文章にしても良い。
そして ZINE にしても良い。
そういう感覚をまざまざと見せつけてくれるのが本書です。
エッセイなので日記本をもし「しいねはるか」さんが書いてくれたら、それもまた読みたいなと思いました。

---版元より---

普通”に迎合しようとしてみても、心身がついてこない。

既成の概念にとらわれず、未知に自己を放ってみると、いびつな欠点は生きるためのギフトに変化していった。

『未知を放つ』は、コンプレックスを煮詰めた著者による生活の奮闘記であり、ちいさな実験の記録であり、愛とユーモアと脇汗が染み込んだノンフィクションエッセイ。

The personal is Political(個人的なことは政治的なこと)という言葉が、堅いスローガンとしてではなく、日常の実感としてなんとも優しく感じられるパンク的名著です。

⬛️本の概要
タイトル『未知を放つ』
著:しいねはるか
出版:地下BOOKS
定価:1,500円(本体1,364円+税)
判型:B6判
頁数:215頁
発売日:2021年6月下旬

⬛️目次
1.婚活 棚ぼたとコンプレックス
2.家族 固定観念から自由になる介護
3.終活 イエーイをうつした遺影
4.分断 葛藤と脇汗の先に見えた景色
5.生活 いびつで文化的な最高の生活

⬛️著者:しいねはるか
一九八一年生まれ。心身の不調和をキッカケに、二〇〇七年より整体をベースにした仕事を開始。身体と頭とハートを使ってここちよい心身を育てたい方のお手伝いをしています。バンドGORO GOLOやソロ名義での音楽活動を行う傍ら、一人一人の物語を紡いだZINE「tonarinogofuzine」の刊行を継続中。一人一人がそれぞれのまま、楽しく無理なく力を合わせられるような世界に住みたいと思っている。

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