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【夏葉社】第一藝文社をさがして

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『第一藝文社をさがして』早田リツ子 著

---夏葉社より---

『第一藝文社をさがして』は、女性史にかんする著作をもつ著者による、
出版社の稀有な評伝です。

第一藝文社とは戦前に伊丹万作、今村太平らの映画にかんする書物を刊行し、
杉山平一の『夜學生』などの詩集を刊行した、関西の出版社です。
出版社として活動した時期は約10年と短く、これまでその実態は謎に
つつまれていました。

著者は一通のメールから、地元の滋賀に存在した第一藝文社に興味をもち、
社主の中塚道祐の遺族のもとをたずねます。
そこで手にすることのできた中塚の私家本、図書館と古書店を通して触れた
刊行物をとおして、第一藝文社というひとりの編集者によって営まれた
出版社の理念と運命をあきらかにしていきます。

デザインは同じく櫻井事務所の櫻井久さん、中川あゆみさん、
装画は小川哲さんです。

本書は半透明のカバーに包まれていますが、本体はフルカラーの布張り
というめずらしい装丁です。

---版元より---

映画と詩と生け花の本を刊行した、戦前のひとり出版社の評伝。
第一藝文社(1936-44)は主に京都で活躍した戦前の出版社です。社主は中塚道祐。彼のほかに社員はいませんでした。 伊丹万作の最初の本(『影画雑記』、1937)や、アニメーション映画の評論の嚆矢ともいえる今村太平の『漫画映画論』(1941)、 杉山平一の詩集『夜学生』(1943)などの名著を刊行した第一藝文社とはいったいどんな出版社だったのか? 著者は遺族に会いに行き、図書館と古書店をとおして、その秘密を時間をかけて、ひとつひとつ解き明かしていきます。 そこにはひとりの編集者と作家たちの出会いがあり、大きな戦争がありました。地味で、無骨で、読み応えのある類書のない評伝。 装幀は、なんとオールカラーの布装。小川哲さんの絵を布に印刷し、本に貼り付けます。 さらにそこに半透明なカバーという凝った造本。きっと、美しい本になります。

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