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【夏葉社】私の文学渉猟

¥2,530 税込

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『私の文学渉猟』曾根博義

曾根博義先生(1940-2016)のとにかく本の話が書かれた本です。
本マニアが紹介する本が僕は好きで、これは「昔日の客」もそうですが、本を読むことを肯定されている感覚が嬉しくなるのです。
ダラダラとこの美しい装丁を触りながら、少し分厚めの本を日曜日の午前中に読む。
午後は本屋でも行こうか、なんて気分にさせてくれます。

---版元より---

とめどない、文学の話、本の話、雑誌の話、昭和の話。

曾根博義先生(1940-2016)は知る人ぞ知る古書マニアです。内澤旬子さんの『センセイの書斎』(幻戯書房)の大トリを飾る塀式の書庫は圧巻で、 特に昭和初期のモダニズム関連の書籍・雑誌を集めてらっしゃいました。本書はその曽根先生の遺稿集です。 先生は近代文学、なかでも伊藤整を専門とする学者ですが、今回の『私の文学渉猟』では、研究色の強い原稿の収録は避けて、文学、古本探訪、 雑誌収集といった、読み物としておもしろい原稿のみを集めました。「索引がこんなに面白くていいのかしら」、「芥川龍之介と宇野千代」、 「文芸評論と大衆―昭和三〇年代の評論の役割―」、「『新日本文学全集』と戦争下の出版状況」、「第一書房版『ユリシイズ』の怪」など、 大盛りの 48 編収録の読み物アンソロジー。装画は「toji」などで活躍する樋口達也さん。たくさん売れる本ではないと思いますが、文学好き、 古書好きのみなさんがきっと喜んでくださる、やや厚めの1冊です。

著者:曾根博義
発行:夏葉社
サイズ:195×135mm
400ページ ハードカバー

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