限界学生の逃亡記 in 台湾
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『限界学生の逃亡記 in 台湾』狩野未沙紀
著者
狩野未沙紀さん
本の説明
学生の狩野未沙紀さんが、初めての一人海外で台湾へ向かった「逃亡」の記録です。
始まりは、誰かに投げかけられた「なんでそんな風に思うの?」という一言。
その答えは、自分でもわかりません。
冒頭で狩野さんは、自分は人からキャッチーに受け取られやすいけれど、根は相当黒い、と書いています。親しみやすい真っ赤な実と、その下に伸びる真っ黒な根。課題の講評のたびに友人たちから伝わってくる熱や、SNSに流れてくる投稿を見ずに済むよう、目を覆うようにして過ごしている毎日が、飾らない言葉で綴られています。
そうしているうちに浮かんだのが、自分のことを誰も知らない場所へ、数日でいいから逃げることでした。
行き先は台湾。
普段話している言葉が通じない場所なら、黒い根も目立たないかもしれない。そして何より、お金がない。台湾を選んだ理由には、旅費を抑えられるという、とても現実的な事情もありました。
逃げに行くはずなのに、自分にはない力を何か受け取れるかもしれない。
そんな淡い期待を抱いてしまう自分に呆れながら、狩野さんは旅の準備を始めます。
自己嫌悪も、少しの期待も、どちらも隠さずに書かれた旅の始まりです。その先の台湾で何があったのかは、本編に続いていきます。
本作は2026年4月、下北沢のBONUS TRACKで開かれた「日記祭」で頒布されたZINEです。
私はそちらで狩野未沙紀の ZINE を購入させていただきました。
どこかへ逃げ出したくなったことがあるなら、この旅の始まりに、少し覚えがあるかもしれません。
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レビュー
(25)
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