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【エッセイ】とらうまとむきあう

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『とらうまとむきあう』青木聖奈

一気読みさせられたエッセイでした。
誰もが持っているであろう、ある種の辛い仕事での体験について向き合われて書かれた文章たちは、振り返るにしては辛い部分が多いですが、でも一つのストーリーとして読ませる何かがありました。
文章自体もかなり読みやすく、起承転結があり、ドキドキハラハラし、Mさんはどうなるんだろう。Aさんのその後は?など、登場人物にもフォーカスしてしまいました。
人生の中である種"喰らってしまった"時の奮闘・体験記です。
このようなストーリーが人間の数分あるんだろうな、と思いながら拝読しました。

著者。
ROARS(@ROARS_1984)さん / X - https://x.com/ROARS_1984
ROARS (@roars_1984) - https://www.instagram.com/roars_1984/

本書より引用。
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とんかつ
ある日の昼、Aにランチに誘われた。Mと三人でとんかつでも食べに行こうというので、最非と嘘をついてオフィスを出た。Mは何故だかあまり元気がなさそうだった。
その時になると、Aの動向を読まないと自由にランチに出られない状況になっていた。今日はAがランチに誘ってくるのかどうか、それともAは勝手にランチに行ってしまうのか。Aの動向を確認してからランチに出るので、自分の予定は立てられない。

どこで道を違えたのだろう
どこでこんなに道を違えたのだろう、と俯いた。
ジャケットが三十万、デニムが十万、中に着ているTシャツが五万、ブーツが十五万。社員割引を利用して買っているとはいえ、二十七歳の女性が着こなすには高すぎる装備で、実際の私はその洋服に見合わない生活を送り続けていた。
外側の鎧だけが立派に見えて、突けば魔い生き物だった。
どんなに美しくて高級な服も、私のことを守れないと思った。
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---版元より---

とらうまとむきあう
著者 青木聖奈
印刷・製本 ちょ古っ都製本工房
発行日 2024年12月24日
B6 124ページ

前職にてパワハラを受けていた時の体験記。
トラウマと向き合った今、思うこと。
2025年の新刊。

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